(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1347)
(水際取締り強化!)のため、「関税法・第9節(第108条~)の”罰則”の法改正案
が国会に提出されたようですね。
おそらく、このまま(国会承認)されると思われますが、この
「関税法改正」に関して
は、承認→発効となる4月1日以降に具体的に確認すればよいです。
それよりも、僕にとっては次の(税関の活動)の方に興味がありますね、、、。
『1月29日・横浜税関』
横浜税関は、環境省主催の「アジアネットワーク・ワークショップ」の参加者である
(アジア各国の
”バーゼル条約”担当者等39名)を受け入れた。
これは、
”バーゼル条約”担当局と税関との連携強化をテーマに、条約参加国の
バーゼル条約実施能力の向上や情報交換体制の整備を目的として開催されたもので、
横浜税関長によるバーゼル条約関連不正輸出事例の説明、大型X線検査装置等の
取締り器機を使用した(不正輸出取締り)状況の視察等を実施した。
『バーゼル条約』
「Convention on the Control of Transboundary Movements of
Hazardous Wastes and their Disposal」
(有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関する条約)
1992年5月に発効され、これを受けて我国では同年に、バーゼル条約の国内法化を
目的とした
「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」が制定され、具体的
には(外為法・
輸出貿易管理令・別表2)に掲げられるものとなり、どの国・地域
への輸出であっても、
”経済産業大臣の輸出の承認”の対象となっており、関税法第70条:
(他法令の証明)により、この経済産業大臣の承認を取得していなければ、
税関は関税法第67条における(輸出の許可)を出しません。
以前、
「新貿易の3大要素」として=
①世界の安全・平和の確保、②地球環境保全の
確保、③知的財産権への尊重 を言いました。
財務省・関税局の〔税関〕の主業務が、そのセクション上、(関税の徴収)にあることに
替わりはないと思えますが、輸出入における〔新貿易の3大要素〕の(水際取締り)は、
今後ますますに、『税関の役割』の大きなウエイトを占めていくことになります。
当然に、(税関手続きの専門家)を選定する「通関士試験」での出題頻度も高まって
きます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木