『農業機械 クボタ、アジア売上高3千億円に拡大へ』
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『(クボタ)、アジア売上高 3千億円に拡大へ』
大手農業機械メーカーの(クボタ)は今月20日、平成25年度に農業機械・建設機械
など内燃機器のアジアでの売上高を20年度比約2.4倍の約3千億円に拡大する方
針を明らかにした。
農業の機械化の進む中国やタイなどで農機の売上げが急増しており、重点的に取組
んでいく。
具体的には、トラクター購入時の費用負担軽減を目的に、新車をリースする独自の
小売・金融サービス拠点を年内に現在の5倍の60拠点に増やし、人員も2倍の400
人に増強する。
同社の2020年度の国内外での内燃機器売上高は約7545億円。
このうちアジア大洋州地域の売上げは約2割を占める。
5年前の2015年度には、約4%に過ぎなかった。
アジアでは、人口増加に伴い、穀物の需要はこれからも増える見込みだが、経済発展
などに伴い、農業人口は流出傾向にある。
同社によると、中国では寝刈りの機械化は4割程度の低水準。今後、少ない農業人口
で穀物需要をまかなうには、さらなる機械化が見込まれる。
(クボタ)は、アジアで主力の「トラクター」の販売台数を2020年度の4万台から9万7
千台に、「コンバイン(稲刈機)」は7700台から2万6千台へと増強する。
来年1月にはタイでコンバインの新工場を稼動する予定。 現地製造で競争力を高め
さらにベトナム、インドでも売上げ拡大に取組んでいくという。
タイのトラクター市場は日本勢が強く、中でも先陣を切って参入した(クボタ)がシェア
7割程度を抑え首位に立つ。次いで(ヤンマー)、(井関農機)、(三菱農機)などが競合
している。
タイは日本に比べて約6倍の水田面積があり、年2回収穫の”二期作”だけに潜在需要
は大きい、と各社とも期待している。
(記事参考:1/20日 産経新聞)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木