(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (1356)
1月10日(日)に、ある「異業種間学習会」に講師として招かれました。
(趣旨)としては、
"別の観点、発想の転換”ということで、国内商取引とは違うルール
がある=貿易と、最近の我国主メーカーの海外進出の話をしました。
参加者の多くは、「32億人の東アジア市場への可能性」に期待しながらも、反対に
興味?懸念の主体は
『産業の空洞化』でした・・・。
このブログの年末からの主内容は、「我国主要産業・大手メーカーの海外進出」に
スポットを当ててきました。
この我国産業の生産手段が海外に移ってしまうことが『産業の空洞化』と呼ばれる
ものですよね。
一般的に『産業の空洞化』は、国内の工場や設備は不要となり、従業員もいらなくなる。
その結果、大量の失業や、関連企業の経営悪化・倒産などを招くことになる。こうして
国内産業が停滞し、日本の経済を支える産業の生産能力が低下してしまう。と、
とらえられています。 (※)参加者の興味・懸念も、このポイントでした・・・。
僕は「10年遅れの
”実質的21世紀のスタート”」と書きました。
(産業)とは何ですか? (空洞化)とは何ですか?
我々は現状までの”20世紀の日本の物づくり”にとらわれすぎて閉塞感=ネガティブな
思考で、”21世紀”への大変革が持つ(可能性)を見ようとしていないのです。
(産業)は、造船・自動車、家電・工作機械などの「二次産業」のみを指すのですか?
(産業)は、農水産などの(一次産業)、自動車などの(二次産業)、金融、運輸などの
(三次産業)の”三つ全体が産業”です。
(空洞化)とは、今まであったものが無くなり、新たに埋め合わされないで”空”になる
ことを意味します。
つまり、”今まであったものが”形を変えていく”変化を空洞化とは言いません。
日曜日に僕が話した内容は:「現状は我国産業の
”空洞化”ではない!”変化”だ。」
という内容です。
企業規模にかかわらず、洞察力のある経営陣は、次々に新たな事業形態・商品を興
しています・・・。
☆ この内容に関し、
「2009年度税制改正 (国際課税)・”海外子会社配当益不算入制度”」をアップして
みたいと予定しています。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木