(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2237)
「ひっかけ問題」には、さまざまなパターンがあるのですが
、『知識の錯乱~・・』
と書くと、
この時期、一応の概略把握を終えて問題演習に入っている受験者は、、、
(それです!)とうなずいてもらえると思います・・・。
『知識の錯乱~・・』とは、各法令の概略把握が全体的に終わった今、例えば、関税法
の問題を解いている時に、外為法の知識が邪魔をするとか~、関税定率法の問題で
あっても、他の条文規定の内容が邪魔をする・・・
通関士試験は、多くの関係法令の膨大な規定を短期間に頭に詰め込むことになります
から、
(多くの知識が解答の際に、お互いに邪魔をして混雑してしまう場合)があり
ます。
単純に言うと、
”信号器の壊れた交差点での車のパニック状態~”みたいなものです。
「交通整理・・・」 通関士試験受験には、(大事な言葉)かもわかりません、、、。
おもしろい問題がありました~・・。
【問 題】
「買手により売手に対し無償で供与さた特殊工具で、当該特殊工具の一部に当該特殊
工具の生産のために本邦で開発された設計に係る費用が含まれている場合には、
当該特殊工具の生産のため本邦において開発された設計に要する費用を控除した
額を課税価格に算入する。」
【解答・解説】
誤り
(×) 課税価格に算入されるべき工具等の取得費及び生産費に設計等の開発
が含まれている場合は、その設計・開発の場所を問わず算入される。
(関税定率法基本通達4-12-(5)-イー(ハ))
☆ この問題の場合においても、以前にアップしました”語句ではなくて、語句が記載
されている背景”で判断ということになります。
「無償供与された原材料の取得に係る
買付手数料」と同じパターンです。
過去の試験においては、条文のストレートな出題がほとんどで、このような
(いじわる問題)は稀でした。
それだけ(実務的な出題)に変わってきており、出題の「語句」を単に読み流すの
ではなくて、
”頭の中に絵を描きながら”問題の記載を読み進めることが必要です。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木