(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (1011)
(中国)という国を、実態以上に評価する=(過大評価)するつもりは、まったくありません。
しかし、どうしようもない現実として(2009年)の世界経済を左右する決定権を中国が握って
いるのは事実です・・・。
〔IMF=International Moneytary Found) (国際通貨基金)=通貨と為替
の安定化を目的とする国連の専門機関。
IMFは、急変する世界経済状況を受けて昨年11月に(2009年・世界経済改定見通し)=
World Economic Outlookを発表しました。
それによると。2009年の日・米・欧は、軒並みの(マイナス成長)となり、世界経済成長率
も2008年の3.7%から2.2%に低下するが、
”中国は減速基調が続くものの、2009年も8.5%という比較的高成長を維持できる”と
予想される。
中国の
GDP(Gross Domesestic Products):(国内総生産)=一国内で
一定期間内に生み出された価値の総額。
規模が購買力評価(PPP)ベースで世界の12%に当たることを合わせて考えれば、
”中国による世界経済成長への寄与度は、全体(2.2%)の半分近くに相当する1.2%に
のぼり、(インド)や(ロシア)といった主要新興国を大きく上回ることになる。
☆ 世界一の輸出大国と世界第3位にGDP大国
2007年の中国の輸出は1,22兆億ドルに達し、ドイツを抜いて(世界一の輸出大国)です。
IMFによると、2007年の中国のGDP(国内総生産)の規模は3.25兆ドル。
米国、日本についで(世界第3位)
世界一の外貨準備高と世界一の米国債保有額
中国の外貨準備は、2006年2月に日本を抜いて、世界一の規模となり、その後も増え続け
2008年9月には、9兆ドルに達している。すでに中国投資有限公司に移った2000億ドルを
あわせれば、さらに高水準となる。その相当の部分は、
(米国債)を中心にドル
資産で運用されている。実際、米国当局の発表によると、2008年9月に、中国が保有する
(米国債)の残高は、5850億ドルに達し、初めて日本を抜いて(世界一の米国債保有国)と
なった。
☆米国は今後、金融の安定化と景気対策にために巨額に上る財政支出が必要であり、それ
を賄うために大量の国債を増発しなければなりません、、、。
(新生”オバマ米国)が、希望通りに「アメリカの復活!」となるか、、?
世界経済が再び、(安定化に向けて、上向き行動)が取れるか?
その(首の根っこ)を押さえているのは、2009年の世界全体の経済成長率の(半分を占める
中国)の思惑次第によって、右にも左にも振れるのです・・・。
まさに!
「2009年の国際状況を、(生かすも、殺すも、中国次第~)」なのです・・・。
(ソース:news.serchina・中国経済新論「事実求是」-関 志雄)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木