(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (833)
「通関士試験」で受験生のみなさんが
「最も、苦手!」とするのものに、
『輸入商品の所属区分の決定』があります。
本試験においては、2~3問の出題に過ぎないのですが、その全てを不正解とすることは、
まず、(合格!)は望めません、、、。
なぜ? この問題が苦手!なのか~?
←(それほど、沢山の商品知識を知っているわけがない!)との簡単な返答となりそうです。
やはり、
(常識判断)←・→(法令規定)と同じように、分類・所属決定
の判断基準が(みなさんの思いと、基本的に違う!)のです・・・。
【実行関税率表】とは?
あらゆる物品を分類し、その(関税の率)を定めた表です。
つまり、「輸入統計品目表」と「関税率表」を合体させたものです。
日本では、(NACCS番号)も含め、10桁の数字で表記されています。
1) その6桁までは、(HS条約)に基づく国際統一区分です。
☆ 商品の分類・区分が、日本的な感覚と違うものがある、、、。
(例): (海水)は、第25類=土石類、石灰、セメント類に所属する。
世界的にみると、(塩)は、山から掘る石=(岩塩)以外のなにものでもありません。
2) 輸出入=国際貿易での重要度(経済的価値判断)での分類表である。
☆ 動・植・鉱物図鑑や製品分類表ではありません。
「貿易=経済=商品分類表」なのです。
(例): 今回の「HS条約改正」で、(その他のもの)にまとめられましたが、改正前は
「カエルの足」は独立した所属番号を持っていました。
(フランス料理の食材)として重要な輸出入商品だったのです、、、、。
(・・・こういうことなのです、、。 それを(みなさんの日常的な製品分類で考えようとする)
そこに、(苦手!)が発生するのです。頭を切り替えてください・・・。)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 k・佐々木