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『日立製作所、電力損失減らす送電方法・国連がCDMに承認』
日立製作所は3月26日、子会社の「日立産機システム」が製造する(アモルファス変圧器)
を使った送配電網での温暖化ガスの削減プログラムが、クリーン開発メカニズム(CDM)
の実施方法の一つとして国際連合に承認されたと発表した。
同変圧器は待機電力が従来品の3分の1と少ないことから、送配電時の電力損失を抑える
ことが、二酸化炭素(CO2)の排出を抑える方法の一つとして国連に承認申請していた。
火力発電所に伴うCO2などの発生を低減できるとして、今後中国やインドで進められる
送配電の整備事業に納入する。
仮に国内の変圧器をアモルファス変圧器に改めると、年間400万トンのCO2が削減できる
という。 日立産機は、今後5年間で同変圧器の売上を倍増させる計画。
☆ 〔国連・CDM」
現在、世界の各地で異常気象など地球温暖化による影響が現実化している中、
温室効果ガス排出量の削減が急務となっている。
この削減を国際的に実施する施策として1997年12月に日本の京都で開催された
〔気象変動枠組条約締結国会議〕において、 (
京都メカニズム)と呼ばれる手法
が開発された。
(京都メカニズム)では、先進国は温室効果ガス削減プロジェクト(CDM)を
途上国で実施して削減した排出量を(自国の削減分としてカウントできる)とし、またその
削減量を国際間で売買できる。としています。
そこで非常に重要となってくるのが、その削減量の妥当性・正当性であり、審査する第三者
機関の存在である。
京都メカニズムでは、その第三者機関であるCDEを
「国連・CDE理事会」が認定
することになっている。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木