(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (789)
『国際複合一貫輸送』と言うと、「二つ以上の異なった輸送手段を組み合わせて、ひとつの
運送人が、その運送責任を最初から最後まで一貫して引き受ける国際運送形態」のこと
です。世界的にサイズ・仕様が国際共通されている(コンテナ貨物)の発達により急速に拡大
したものです。
この『国際複合一貫輸送人』には、
①
「アメリカ・ランド・ブリッジ」を代表とする、大手船会社によるもの。
②
「シベリア・ランド・ブリッジ」を代表とする、運送手段を持たなNVOCC(NonーVessel Operating Common Carier)=利用運送事業者によるもの。
の二つに代表されますけど最近は、その区別は明確ではありません。
もとが(船会社)であろうと、(航空会社)であろうと、運送手段を持たない(NVOCC)で
あろうとも、その全てが
『国際複合運送人』が実態です。
☆ 『日本遊船=NYK、新興国に陸送網・3年で150億円の投資』
日本の(三大船会社)のひとつである:日本郵船=NYKは2008年度からの3年間で
150億円を投じ、ロシアやインドで家電や自動車部品などの陸上輸送網を構築する。
内需が旺盛な新興国では、海外や国内の工場集積地から大都市周辺の消費地への
内陸運送の需要が急増している。
物流会社の(日新)もベトナムで完成車の鉄道輸送を開始。 国内や北米向けの貨物輸送
が低迷する中、新興国・地域内の輸送事業を育てる動きが出てきた。
(日本遊船)は6月にモスクワに面積1万3000平方メートルの大型貨物物流拠点を開設
する。 アジアなどからロシアに輸入された家電などのを運び込み、最大の消費地である
モスクワ周辺に配送する。
(ソース:3月27日 NIKKEI)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木