(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (743)
(NIKKEI-NET 「社説・春秋」 2/10)より、
「消費が振るわない。そんな声をよそにこの週末、百貨店に女性たちが殺到している、
目当ては特設チョコ売り場。 バレンタインデー直前の休日には恒例の風景だ。
高級ブランドの出店を前に本命、感謝、義理、義務、自分へのご褒美など品定めに余念が
ない。
▼ある百貨店に一風変わったコーナーが登場した。
主力商品は
オーストリアの有名ブランド、「ゾッター」
「オーガニック&フェアー(公正な方法・価格の有機栽培)」 原料の使用が特徴だ。
隣にはエクアドル農民が無農薬カカオから手作りした品も。 壁にはカカオ生産地の写真を
掲示した。
▼ チョコの原料であるカカオ農園にはときに、
長時間、低賃金、農薬まみれの児童労働
という問題があるらしいと近年ようやく知られてきた。
米国経済紙「フォーチューン」も今月初め
「甘く苦いチョコ経済」の特集を掲載。
昨年邦訳が出たルポ=
「チョコレートの真実」で、その実態を知って驚いた方も
多いのではなかろうか。
▼児童の重労働とは無縁とするゾッター売り場には日本の
「チョコレボ」という
グループが協力した。
会社員らのボランティアで
「チョコを買うなら生産現場も潤うものを」とうたう集ま
りだ。
一片のチョコが消費者の社会的責任を問いかける。
食べ物は誰がどう作ったか。 気にすべきは冷凍食品だけではない・・・ 」
『チョコレボ=Choco-Revo』 http://choco-revo.net/
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木