(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (737)
昨年12月中旬のガソリン価格は全国平均は155.5円/リットルで史上最高値を記録した。
さらには、冬に向っての灯油、漁船の重油、トラックの軽油、さらには、クリーニング店やタク
シー料金も値上がり、農家はハウス栽培の暖房費に悲鳴・・・
(そんなに、原油は枯渇しているのか? )
原則的には、
「商品の価格は、 (需要)と(供給)のバランスで決まります。」
ガソリンや石油の原料となる(原油)も基本は同じです。サウジアラビアやイランなど産油国
による
(供給)と日本や米国、中国やインドなどの消費国の
(需要)の
バランスで決まることには変わりありません。 最近では、中国やインドの新興国の需要が
急増して、原油価格を押し上げている一因です。
しかし、最近の(異常な原油の値上がり)は、この「経済の価格決定の法則」では説明しきれ
ません。
(犯人)は、投機ファンド=先物市場の投機的な取引です。
解りやすく言うと、(石油とはまったくに関係ない投機家が現在のガソリン価格を操作してい
るのです。)
『全世界石油量0.4%の「米国産原油」が世界の原油価格を決定する』
なぜ? 投機家の取引で原油の値段が決まってしまうのか? その仕組みは?
日本に輸入される原油の価格は、中東のドバイ原油の価格を指標として決められている。
」
しかし、その価格は単純な
需給バランスだけでは決まらない。
世界的に強い影響力を持つアメリカ産原油=WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)
の価格動向に強く左右されています。
世界の原油価格の指標になっているアメリカのWTIは、生産量自体は日量30万バレル。
世界全体の原油産油量のわずか(0.4%)に過ぎません。 ところが、代表的な先物市場
であるニューヨーク商品取引所
(NYMEX)に上場されて、1日2億バーレルが
取引されています????つまり、3万バレルの(実数)が2億バレルの(先物取引)と、
世界の(0,4%)が世界の(200%)の巨大な数字の架空の量が、「先物取引・投機ファンド」
で売買されているのです。
米国ニューヨークの市場で投機家たちが取引する
WTIの先物取引価格がドバイ
原油価格に反映し、それが日本のガソリンや灯油にも跳ね返る。
まさに
(実体経済)とは関係無い
(マネーゲーム)が私達の生活を直撃
しているのです。
(J-CASTモノウオッチより)
では、この(WTIのボス=親分)は誰か? ブッシュ首相です・・・。
世界が(何に反発し)、(何が変わって行こうとしているのか) そういうことなのです・・・
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木