(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (649)
『WTO交渉、年内合意断念、農業など対立解けず』
自由貿易体制の浸透に向け、
世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)
が目指してきた「年内大筋合意」が不可能になった。と交渉関係者が15日に認めた。
農業・鉱業など先進国と途上国の対立が解けず、各国に政治的決断を迫る
閣僚会議の
年内開催を断念。 最終決着は来年のアメリカ大統領選挙後に持ち越される見通し。
世界全体での多国間の枠組みで自由貿易の推進を協議してきたWTO交渉の停滞により、
二国間や地域間の自由貿易協定である=
(FTA)や経済連携協定
(EPA)に
重点を移す各国の動きが加速するのは必至。
コメ(米)などで
国内農業の保護を続ける日本は、二国間・地域間の通商交渉
への対応を急務課題として迫られそうだ・・・。
☆ 『欧州ワインの競争力守れ! EU補助金・最大820億円』
欧州産ワインの国際競争力を高めるため、欧州連合(EU)は2008年度に約5億1千ユーロ
(約820億円)の補助金を拠出する方針を決めた。生産調整を進めるためのEU補助金とし
ては過去最高額で、栽培されるブドウの品種変更などに充てる。
欧州産ワインは、
米国産やオーストラリア産などの海外低価格輸入品に押されており、
EUは高品化で対抗する考え、補助金はフランス、イタリア、スペインなどのワイン生産国に
分配され、高品質のブドウを栽培するよう求めるほか、栽培技術の支援を進める。
(ソース ・ 11/16日 NIKKEI・国際)
(※) 「日:タイ EPA」=日本とタイとのEPA(経済連携協定)のスタートにより、タイ産の
熱帯果物が
即時関税撤廃とされ、日本国内で急に(マンゴー)などの
フルーツ食品が増えているのに、お気づきでしょうか~?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木