(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (570)
「通関士試験」は、
(計算機=電卓)持込み可能な国家試験であることに、その大
きな特徴があると思います。
『通関士』は、
(税関手続きにおける「法律」と「税金」のプロ)と言いました。
(※) EPA(経済連携協定)の拡大により、多くの輸入貨物の
「関税撤廃」が進ん
ではいますが、(
農・畜・水産物等、加工食品の国内産業保護政策での
高関税率)は以前として存続していますし、輸入には(関税)のみならず、(内国消費税)
の納付が必要です。
また、(貿易統計計上)においても、
「適正な課税価格の算出」は、複雑化、
グローバル化する貿易の中で、申告納税方式として、ますますに納税義務者=輸入者
:(通関士)に必要とされる能力なのです。
☆
「通関士試験での隠れた判定基準」
近年の通関士試験問題においては、実務:「輸入(納税)申告書」に、(適正な課税価格の
算出)を求める取引条件が組み込まれていることに特徴があります。
(例):過去の本試験出題例です。
(1) 仕入書(5)の商品は、仕入書記載の数量よりも10ctns.不足していた。
輸入者が輸出者に問い合わせたところ、これは輸出者の出荷ミスであり、不足分に
ついては、同一単価ですでに契約済みの次回の船済みで送付するとの連絡が
あった。
このため、実際に保税蔵置場に搬入された数量により、輸入(納税)申告することと
なった。
(2) 仕入書(1)~(3)の商品については、輸出者のもとへ生産のため技術者を派遣
した。
輸入者はその際の派遣諸費用(365,000円)を仕入書価格とは別に支払っている。
なお、当該諸費用は、貨物の重量按分することとする。
(3) 仕入書(4)~(6)の商品については、その生産のための器械を購入価格の半額で
提供している。 購入価格は(1,256,000円)で、輸出者への運送費用(38,000
円)を負担している。
◎ 限られた実務科目試験時間において、(複雑怪奇な問題の設定条件)に接すると、
ややもすると、
(パニック!)になりがちですが、一番に避けるべきポイント
です。
〇 (特殊な数学的な公式)の活用を必要とするわけではありません!
〇「関税法・関税定率法等の原則=基本」に従っての「課税価格の算出」です。
〇 冷静・沈着に文章を読み込んで、解決への糸口(計算式)を見つけ出してください。
(算数)に強い人、弱い人、、 様々とは思いますけど、所詮:(+、-、×、÷)の世界です。
[按分=あんぶん]という言葉に注意して、(組み込みの危険性のある計算のパターン)
に慣れてください。
[組み込まれているのは、簡単な(算数上の計算式)に過ぎませんが、《慣れ》が必要です。]
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木