(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (233)
「税関」、「関税法」の〈迫られた改革〉は当然に、「通関業・通関士の役割」の変化を発生
させています。
しかし、ちょうど40年前の「賦課課税方式」から「申告納税方式」に
関税の確定方式
の原則が切り替えられた時に創設されたのが、(通関業法)であり
、(通関士)であ
るといいましたね。
と言うことは
、(通関士の基本的な役目)は、「関税の適正算出確定能力」が大きなウエイト
を占めるということになります
ほとんどの輸入商品は
(従価税方式)でその関税が算出されます。
[関税額]=(課税価格) x (税率)
(課税価格):関税定率法 第4条の規定による (相互に独立した関係下における公正な
輸入取引による価格)
(税 率):関税定率法の別表=「輸入実行関税率表」が指定する税率による。
つまり、適正な(課税価格)と(適正な商品所属区分)により、(適正な関税額)が確定される
のです。
☆ いかに他の部分においての試験正解率が高くても、(通関士誕生の起源)であるべき、
「申告納税方式における関税の確定の基礎」となる、
① (課税価格の計算方法)
② (実行関税率表の商品所属区分)
の二つの基礎知識が一定のレベルに達していない受験者を合格させるほど、「通関士試験」
は、いいかげんな国家資格試験と思えますか~?
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木