(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (206)
自動車や精密機器輸出企業、ユーロ高で潤う
自動車や精密機器など欧州での売上規模が大きい企業に
『ユーロ高』の
追い風が吹いている。
外国為替市場ではユーロ(欧州通貨)が円に対して高値更新を続けており、
円安効果が電気、自動車など輸出関連企業の業績を押し上げる見通しだ。
今期連結ベースでの
円安為替差益の増益効果は、ソニーが700億円近く、
キャノンが約400億円に達する。
アメリカ市場景気の先行き不透明感がくすぶる中、日本企業にとっても欧州市場の
重要性が高まりそうだ。
ユーロー高で恩恵を受けるのは、欧州での売上高が多い企業で、欧州でデジタルカメラ
や事務機の販売が好調なキャノンは連結全体の売上高に占める
ユーロー建て比率
が3割を超え、1円の円安は年間で43億円の営業増益要因となる。
同社の
想定為替レートは1ユーロ=138円で、7月20日時点での1ユーロ=
147円が続くと仮定して計算すると、400億円規模の利益増大が期待できる。
(ニュース・ソース : 7月21日 日経)
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木