(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (146)
日ごろ食べている
コメ(米)ですが、その価格を意識してみたことがありますか?
麺(めん)やパンなど、主食としての選択肢が増える中で、多くの人達の感覚は、
「コメって、高いな~!」との印象を持っていると思うのですが、、、
コメの価格の指標である
コメ価格センター落札価格は2005年度産は、
60Kg当たり:1万5236円で、10年前に比べて、4968円=25%も安くなっているのです。
店頭価格もほぼ比例して値下がりしています。
では、このコメの価格低下と消費者の「割高感」のギャップは、どこに原因があるのでしょう?
コメに課せられている高関税率で、実質的に海外からコメを輸入困難というのも理由の一つ
と言えます。
ではいったい、海外から輸入される「コメ(米)」にはどれ位の(関税率)が課せられているの
でしょうか?
[1次税率] : 無税 (年間:76.7万トンまで)
(※)ミニマム・アクセス=最低輸入義務数量で、国内全消費量の7.2%を
輸入することが、国際間での日本にかせられた義務なのです。
[2次税率] : 341円/Kg
[対平均輸入価格比率] :
490%
(※)コメは(重量税率)ですので、(従価税率)に換算すると。490%と言われて
いますが、実質的なコメの関税率は、
778%とも言われています。
アジアのコメの指標となるタイ産のコメは、1トン:328米ドルで、60Kgに換算すると、
約2300円となり、日本のコメセンター価格の実に7分の1です。
私達が食べるコメと同じ(ジャポニカ米=短粒米:コシヒカリ等)のアメリカ・カリフォルニア米
でも、60Kg=6000円弱です。
☆ [私達が食べる(おコメ)は、日本の田んぼで、つくられるべきで、外国産米の
ピラフに使われている=変に細くて長い(アジア米=長粒米)なんか、いらないヨ!]
←本当に、そうなのだろうか、、? アメリカ・カリフォルニアやオーストラリア、アジアでは、
日本と同じ品種(ジャポニカ米)が広大な農地で栽培されているのですよ。
[人手と経費を十分にかけた日本のおコメだから、美味しい!]
←[日本だから、多くの労力と肥料・農薬等の経費が必要]と考えたことはありませんか?
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木