(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (129)
多くの皆さんが、「一発合格!」あるいは、「今年こそ!」と、
今年10月の第40回:「財務省国家試験、通関士試験」に闘志を燃やしている
のでしょうね。
そこで気になるのが、通関=税関手続き関係の法令改正の出題変化です。
「平成17年度、関税法改正!」の試験への影響が実質的に反映されるのが
本年度の試験で、決して
(目新しい変化は無いけど、出題の危険性が高い!)
と言えます。
平成17年度:関税法改正の中心となるものは、
【コンプライアンス=法令遵守 と 税関水際取締り強化】です。
その総仕上げとしての重要ポイントで、今年の試験範囲に影響してくるものが3点あります。
(1) 特定輸出者制度
(2) 重加算税制度
(3) 不正競争防止法の違反物品の輸入禁制品追加
〔その他〕
① 入港関係書類事前報告の義務化
② 生物テロ(病原体等)を輸入禁制品に追加
③ 知的財産物品の(輸出禁止品)の創設
④ 〔関税暫定処置法8条=逆委託加工貿易〕の特例申告への拡大
⑤ 関税暫定措置法 第6条、第7条(石油製品)の還付税の廃止
☆ 今年の試験には影響しないと思えますが、現在は
(関税定率法)に規定
されている〔輸入禁制品〕:〔知的財産権の侵害物品〕は、
今年の6月施行で、〔関税法〕に移行されるようです。」
法令改正部分の具体的な内容と今年の受験への留意点は、順次継続していきます。
まずは、通関=税関手続き関係法令の基礎と、最近の通関手続きの変化の原因となる
国際経済、国際情勢の背景変化をじっくりと捉えていてくださいね!
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木