(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (98)
「LES BAUX DE PROVENCE」=(フランス:もっとも美しい村)
フランスの片田舎にある看板です。 特定の村ではなくて、フランスのあちこちにの村に
掲示されているそうです。
あるいは、「VILAGES DE FRANCE」というフランス政府承認ロゴの看板もあります。
日本では、「グリーン・ツーリズム」、「グリーン・ライフ」と呼ばれていますけど、欧米での
「ネオ・ルーラリズム」と呼ばれるものです。
←先生~!それって簡単に言えば:「田舎暮らし」のことじゃない!?「貿易」は~?
(貿易)は世界中の人々を相手にする経済活動ですよね。
そうすると、
今世界の人々がどんな生活様式(ライフスタイル)を望み、世界・国々がどん
な方向性を持っているのか?=(貿易マーケティング)の意識なしには、世界に受け入れら
れる製品開発も、税関への輸出入手続き(通関)も空回りとなります。
「LOHAS」でも書きましたけど、世界の経済先進国の間では、産業構造も時代と
ともに変化し、器械や工場を産業資本とする工業社会から、今産業を牽引しているのは、
知識産業、感動産業、生命産業等と言うべきものです。 これらの
(新しい産業)
である
:(成熟社会)の生産資本は、”人間”そのものです。
日本でも、ここ2~3年の間に数々の「環境保全・循環型社会政策」が打ち出され、各企業の
方針、考え方も大幅に変化してきていますけど、欧米の「ネオ・ルーラリズム」「LOHAS」意識
の高まりは、ずいぶんと日本より先行しています。
その中でも特に際立っているのがフランスで、国土の80%が農地・山林の農業国である
フランスは今、国家を挙げての
「ネオ・ルーラリズム国家政策」をとっているのです。
レストランやホテルのランク=(格付け:☆☆☆☆)を行っているミシュランが表題の「フランス
のもっとも美しい村」連盟の地図作りをしてますし、重要なスポンサーです。
このフランスの「グリーン・ライフ政策」は、WTO(世界貿易会議):ウルグアイ・ラウンドで
袋小路に入り、世界中から矢面に立たされている日本の(突破口!)があるような気がします。
「農産物自由化」と「環境保全」 GATT(ガット)=物の貿易から、
WTOに移行した今、WTOには、(サービスの貿易、Trips=知的財産権)と言う:
新たな貿易が含まれていることへの注目が、今後の日本の貿易を安定・拡大
する大きな柱となる気がします。
Re: (グリーン・ライフ論): 佐藤 誠(熊本大学教授)
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木