(貿易ともだち)さん、みんな(頑張るチャン!)してるかな? (95)
『Pilkington(ピルキントン)社』 :
世界の3大ガラスメーカーの一つであり、「フロート・ガラス製法」と呼ばれる、板ガラスの
量産化を世界で初めて開発した同社は、積極的な(地球温暖化防止)を訴えるキャンペーン
を実施し、冷暖房効果の高い「複層ガラスの導入」等、政府に対する建築基準法の改正を
働きかけるなど、環境活動にも積極的な
企業でした。
言わば、欧州の建築・車のガラスの大半を占めるのが、この「ピルキントン社」製のガラスで
あり、その
「グリーン・マーケティング方針」により、ヨーロッパの優秀企業
であったのです。
☆ 「日本板硝子」、6160億円で英国:「ピルキントン社」を買収
日本板硝子社は以前より、ピルキントン社の株式を20%保有し業務提携の関係にあり、
(安全神話)を築き上げた:スウェーデンの「ボルボ社」の車にも、日本板硝子製ピルキントン
ブランドの車ガラスが使用されている関係でした。
日本板硝子社は株式交換を伴わず、今年の6月までに総額約18億ポンド(6160億円)で
残り80%の株式を現金買い上げ、買収することで合意しました。
日本企業の単独海外企業の
M&A(合併・買収)とすると、過去5番目の規模と
なります。
現在の世界でのガラス業界のトップメーカーは、同じく日本の
「旭硝子社」であり、
買収後は、ほぼ同等の市場規模となり、今後は世界のガラス市場の半分をこの日本の
2社が占めることになります。
←先生~、、何故?今日はこの話題なの? 何か大きな背景があるの?
←う~ん、、あれほどまでにイギリス国民から期待され、イギリスの優良企業であった、
「ピルキントン社」の今回のあっさりとした、現金売却の理由がよく解らないのだよ、、。
それほどまでに「世界のグローバル化」が進んで、
① 世界の企業はM&Aを進めないと生き残れない、、、。
② 日本の車産業・建材産業界が世界を完全リードしている。
と言うことなのか、、、
ちょっと、ビックリしています。
と言うよりも、過去あれほどまでに世界中の富をイギリスに集中させ、世界中から
文化財を集め、世界の各地を「植民地」としていた、あの『大英帝国』の大企業が
あっさりと、東洋の僻地の一企業に買収されるなんて、、、
幕末の「高杉新作」が生きていたら、、熱を出して寝込むだろうな~、、。(笑)
by Gewerbe (貿易ともだち) K・佐々木