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『北イタリア・ピエモンテの森「アルバ・白トリュフ祭り」』ー②
2026年 03月 10日
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (8871) 『同じキノコでも「1袋:120円」と「1Kg:1600万円」の違いは何か......富裕層が大量購入する「世界一のキノコ」の正体』ー② ~(前号)からの継続アップ~ ◆人間の手では決して作れない”奇跡” ご承知の方も多いと思うが、トリュフには「黒」と「白」がある、世界三大珍味として有名な黒トリュフ(フランス・ペリゴール産などが有名)は、近年の技術革新により、ホストとなる木(ナラやカシ)の根に菌粒菌を定着させる「人工栽培(養殖)」がある程度可能になっている。 しかし、「白トリュフ」は違う。白トリュフはあまりにも気難しく、特定の土壌、特定の湿度、そして特定の樹木との共生関係が複雑に絡み合い、いまだに人間のコントロールを拒み続けている。現代のバイオテクノロジーをもってしても、完全な養殖技術は確立されていない。 つまり、アルバの市場に並んでいるのは、すべて「自然からの偶然の贈り物」であり、再現性のない一点物なのだ。富裕層が熱狂するのは、単なる味覚ではない。お金の力でも、科学の力でも支配できない「完全なる自然」を手にいれる征服感を満たしてくれるからだ。「買えないものはない」と信じる彼らにとって、「人の手で再現できないもの」ほど魅力的な投資対象はないのである。 ◆「1Kg:1600万円」で落札される狂乱 興奮気味にそう語る採集人の手の平には、ゴルフボール大の白トリュフが鎮座していた。鼻を近づけた瞬間、脳天を突き抜ける芳香・バター、チーズ、湿った土壌が複雑に絡み合う。まさに”森の宝石”だ。 11月の最終日。会場である「アルバ白トリュフ市場」に到着すると、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語が乱れ飛ぶ国際色豊かな光景が広がっていた。だが、日本語を耳にしたのはわずか1組のみ。円安の逆風を受け、かつての日本人観光客の姿は見る影もない。「美食の聖地」派の参加券は、今や為替レートが握っているのだ。 会場に立ち並ぶトリュフ販売スタンド。主役は言うまでもなく「ホンセイヨウショウロ(本西洋松露)」、通称アルバ産白トリュフである。この日の市場価格は、黒トリュフが100gあたり:8800円に対し、白トリュフは100gあたり:約7万円。ちなみにコンテストで好評価を得た逸品は、ほぼ確実にミシュラン星付きレストランへ直行する運命にある。 しかし、この「7万円」と言う数字すら、あくまでの市場での小売価格に過ぎないと知っておくべきだ。この祭りのハイライトである「世界白トリュフオークション」では、理性を失ったような価格がつり上がる。過去には、1Kgを超える巨大な白トリュフが競売にかけられ、香港の富豪が約1600万円で落札したこともある。 ◆それは食材というよりも「トロフィー」 重量が大きくなればなるほど、その単価は幾何級数的に跳ね上がる。なぜなら、大きなトリュフは削って食べるだけでなく、その塊自体をテーブルの真ん中に置き、ゲストに見せびらかすための「トロフィー」としての機能を持つからだ。私が目撃したのは、食欲と言うよりは、富と権力を誇示するための「トロフィー・ハンティング」の最前線だった。 「Quanto costa questo picolo tartufo bianco ? (この小さいの、いくら?)」。 マダムの眼光は、まさに獲物を狙う鷹そのもの。採集人も負けじと電卓を採り出し、今日の市場価格と品質を天秤にかける。周囲では観光客と生産者の白熱した値段交渉g繰り広げられている。気温10℃にもかかわらず、筆者(西田)は大汗をかいた。これこそ、トリュフ祭りの真骨頂である。 「この子にはそれだけの価値がある。大事に育てたんだからね」 採集人の強い言葉。単なる値段交渉ではない。品質への絶対的な自信と、森で過ごした時間への敬意が込められている。「それなら...」と、客は他の商品にも手を伸ばし始めた。トリュフに加え、ポルチーニ茸、ヘーゼルナッツ、チーズを次々とカゴに入れていく。 ◆「富裕層のキノコ狩り」はスケールが違う 最終的に、マダムは複数購入することで提示価格より”お得”に、納得のいくサイズの白トリュフを手に入れることに成功していた。いわゆる抱き合わせ販売だ。展示会やマルシェではよく見かける手法だが、ここでは100g:7万円の商品が対象である。スケールが違う。 会場の一角では、目の前で削られる白トリュフがタヤリンパスタを彩り、バローやバルレスコなどのイタリアワインがグラスの中で優雅に踊っている。チーズ、へーゼルナッツ、ポルチーニ茸。ピエモンテの秋が、五感すべてに語り掛けてくる。「土の温かさと森の湿り気が詰まっている」ーー採集人の言葉通り、一口ごとに森の記憶が蘇る。 これが年に一度の”白い黄金”争奪戦の真実だ。 来年こそは、円高に転じることを祈りつつ、筆者(西田)は会場を後にした。だが正直なところ、為替レートよりも、あの鷹の眼を持つマダムのたちとの交渉術を身に付ける方が先かもしれない。大阪のおばちゃんのレクチャーから始めるとしよう。 (記事出典:西田理一郎 氏(価値創生プロデューサ―)/ PRESIDENT Online 2025/12/18 )
by Gewerbe
| 2026-03-10 06:14
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