『レアアースで読み解く資源覇権戦争と「中央アジア」というピース』ー①
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (8804)
『トランプの行動は「暴走」ではなく「脱中国」で一貫している! レアアースで読み解く資源覇権戦争と「中央アジア」というピース』ー①
◆2026年、ベネズエラ侵攻の「裏側」にあるもの
2026年早春。世界を震撼させたニュースが飛び込んできた。ドナルド・トランプ率いるアメリカ軍によるベネズエラへの事実上の軍事介入である。
主要メディアやリベラルな知識層は、即座にこれに反応した。「またしてもトランプの暴走だ」「国際法を無視した衝動的なポピュリズム」「資源強奪のための21世紀帝国主義」。紙面にはこうした過激な見出しが躍り、世界の首脳陣は困惑と非難を隠さない。
しかし、この半世紀、レアメタル・レアアースという「見えない資源」を追い求め、泥にまみれた鉱山の現場から精錬所の暗い熱気、そして不透明な国家間交渉の裏側まで見届けてきた私(中村)の目には、その光景は全く違ったものに映っている。そこに「驚き」はなかった。むしろ、驚いているのは「世界の側」ではないか。
トランプの一挙手一投足を、人格的な危うさや予測不能な正確に帰結させようとする言論空間こそが、現在の地政学的混乱の正体である。
レアアースという、ハイテクと軍事の動脈を流れる「戦略的血液」の視点から俯瞰(ふかん)すれば、トランプの行動は驚くほど一貫した理詰めの戦略に基づいていることが浮き彫りになる。グリーンランド、中央アジア、そして今回のベネズエラ。点に見えるこれらの事象は、実は「中国による資源独への反攻」という一本の太い線で結ばれているのだ。
本稿では、その「資源覇権」というフィルターを通じ、トランプ外交の真意と、そのす狭間で静かに切り札を磨く日本・南鳥島の現在地を読み解いていきたい。
◆慌てているのは「資源を商品と勘違いした者たち」だ
トランプ外交を「暴走」と評する声の主は、往々にして資源の上流構造、すなわちサプライチェーンの最上流部がいかに脆弱な基盤の上に成り立っているかを忘却している。
レアアースは、もはや冷蔵庫のマグネットや電気自動車(EV)のモーターに使われる「便利な材料」の域を超えている。ネオジム、ジスプロシウム、テルビウムといった元素群は、現代の精密誘導兵器、極超音速ミサイル、ステルス戦闘機、そして次世代エネルギーインフラの根幹を支える「国家戦略資源」そのものである。
かつて中国の最高実力者、鄭小平の方針を受けてレアアースの30年以上の歳月をかけて採掘から精錬、そして製品化に至る全行程を自国領土内、あるいは自国資本の支配下に置くことに成功した。
トランプがホワイトハウスに返り咲いて以来、彼が直面したのは「中国がいつでも蛇口を閉められる」という絶望的な依存関係である。トランプはビジネスマンだ。」相手が最強のカード(資源独占)を握っているとき、理屈や理念で交渉しても勝てないことを知っている。
彼が「暴走」しているように見えるのは、力づくで相手のカードを奪い、あるいは相手の別の急所を突くことで、強引に交渉のテーブルを平準化しようとしているからだ。慌てているのはトランプではない。資源をマーケットで購入できる「コモディティ(商品)」だと信じ込み、安全保障上の武器であることを無視してきた一般のグローバリストたちなのだ。
~以下、(次号):『ベネズエラとグリーンランドーー鉱脈の入口を塞ぐ「不動産王」の嗅覚』に継続アップ~
(記事出典:中村繁夫 氏(アドバンス・マテリアル・ジャパン) / Wedge(ウエッジ)2026/01/10 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-245014105"
hx-vals='{"url":"https:\/\/Gewerbe.exblog.jp\/245014105\/","__csrf_value":"4f06aadfd54561887f1c8c65d8e411a9d01941db73a27a35eaf99bc488bca4a6081eed9dabce1975b20c5de09e0738a61dfc50690c386a3da1a22997f48112ab"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">