『レアアースで読み解く資源覇権戦争と「中央アジア」というピース』ー②
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (8805)
『トランプの行動は「暴走』ではなく「脱中国」で一貫している! レアアースで読み解く資源覇権戦争と「中央アジア」というピース』ー②
~(前号)からの継続アップ=
◆ベネズエラとグリーンランドーー鉱脈の入口を塞ぐ「不動産王」の嗅覚
今回のベネズエラ侵攻を、人権や民主主義の回復という文脈で捉えるのはあまりにもナイーブである。山師の視点で見れば、ベネズエラは、「中国のエネルギー貯蔵庫」だ。
中国は長年、反米左派政権が続くベネズエラに対し、巨額の融資と引き換えに膨大な石油利権を確保してきた。レアアースという「盾」を持つ中国に対し、トランプはベネズエラの石油という「槍」を折りにいったのだ。中国のエネルギー供給源を物理的にコントロール下に置く、あるいは混乱させることで、中国が持つレアアース・カードの効力を減退させる。これは極めて現実的な資源対抗戦略である。
同じロジックは、かつて世界を失笑させた「グリーンランド購入計画」にも共通している。
デンマーク領グリーンランドには、世界最大級の未開発レアアース鉱床が存在する。数年前、中国企業がこの地の鉱山開発に食い込もうとした。その瞬間、トランプは「不動産ごと買い取る」という、外交上の常識を逸脱した手段で拒絶反応を示した。
「この鉱脈の入口を中国には渡さない」
この一念において、トランプの行動は一貫している。不動産業を祖業とする彼は知っているのだ。立地(ロケーション)と所有権こそがすべてであり、一度相手に握られた権利を取り戻すには、戦争か買収しかないということを。
◆中央アジアの静かなる楔(くさび)と「習近平会談」への伏線
トランプの視線は、今やユーラシアの深部、中央アジアにも注がれている。カザフスタン、ウズベキスタンといった国々は、旧ソ連時代からの戦略金属の宝庫である。中国の「一帯一路」構想によって中国の影響力が及ぶ中、アメリカは水面下でこれらの国々と独自のリサーチ、技術支援、そして開発合意を取り付けている。
ここでも目的は一つ。「資源の再配置」だ。
トランプ外交のゴールは、常に「習近平とのディール」に収斂(しゅうれん)する。彼が行っているベネズエラ侵攻も、中央アジアでの暗躍も、すべては米中首脳会談という巨大な交渉テーブルにおいて、自らの手札を増やすための事前工作にすぎない。
「君たちがレアアースを止めるなら、我々はベネズエラの石油を止めるし、中央アジアの供給ルートも遮断する。それでもやるかね?」
この問いを突き付けるために、彼は世界中で火種を撒き散らしているように見えるのだ。それは狂気ではなく、冷徹なまでの計略である。
~以下、(次号):『中央アジアが第三の鉱脈になる近未来』に継続アップ~
(記事出典:中村繁夫 氏(アドバンス・マテリアル・ジャパン) / Wedge(ウエッジ) 202601/10 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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