『インドネシア加盟でBRICS変容 東西対立「終わりの始まり」か』ー②
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『インドネシア加盟でBRICS変容 東西対立「終わりの始まり」か』ー②
~(前号)からの継続アップ~
◆「使い勝手」の良さも魅力
国際的野心だけでなく、経済面でもBRICSは「使える」場だと、プラボウォはみなしている。2023年に加盟を見送った際は、BRICSの将来像が不確かなことや加盟国とは既に二国間レベルで経済関係があることから、メリットは少ないと判断された。しかし、アメリカにトランプ政権が再登場したことで、欧米主義の世界経済システムが機能不全に陥る可能性が現実味を帯びてきた。今後、東南アジア、中東、アフリカの国々がBRICSに加わり、さらに規模が拡大すれば、市場や貿易の拡大を促進する国際機構となる可能性もある。
西側諸国と違った「使い勝手」の良さも魅力だ。プラボウォ政権は、エネルギー移行や食料安全保障を成長政策の柱に据えている。さまざまな条件を課されて思うように進められないという不満が政府内にはある。
例えば、新興国の石炭火力発電の削減を支援するため、2022年に日米などが参画する国際的な強力枠組み「公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)」が立ち上げられたが、いまだ具体的な進展がない。それどころか、トランプ米政権はJETPから離脱すると、報じられている。
欧州連合(EU)は、森林破壊を理由にインドネシアの主力産品であるパーム油の輸入を規制し、世界貿易機関(WTO)を舞台にした訴訟に発展している。面倒な手続きを要求したり正義を振りかざりしたりすることなく、すぐに協力を実行してくれる存在としBRICSは利用価値がある、とプラボウォは考えているのである。
◆「一人の敵でも多すぎる」
BRICS加盟によってインドネシアは「全方位中立」の外交方針を捨て、「東」側についたのだろうか。
プラボウォが大統領就任後に最初に訪問したのは中国だったが、一連の外遊ではアメリカとイギリスも訪れた。APECやG20の合間には多くの参加国と二国間会合を持った。中国と安全保障協力を進めることで合意し、2024年11月にはロシア海軍と初の合同軍事演習を行う一方、オーストラリアとも初の合同軍事演習を実施。西側諸国を中心に10ヶ国が参加した恒例の共同軍事演習「スーパー・ガルーダ・シールド」も続け、フランスや日本からの防衛装備購入も進めている。
経済協力の分野では、12024年11月の初外遊で訪れた中国に続き、2025年1月にはインドネシアでも幅広い分野での協力に合意した。青の一方、ジョコ前政権が表明した経済開発機構(OECD)への加盟と、感知併用パートナーシップに関する包括的・先進的協定(CPTPP)への加入も手続きを続けている。
つまり、安全保障でも経済でも、インドネシアは東西両陣営との協力を同時並行で進めており、「全方位中立」外交の伝統はプラブウォ政権下でも変化していない。
「千人の友人でも少なすぎる、一人の敵でも多すぎる」。プラボウォは大統領就任演説で、自らの外交方針をそう形容した。国益のためであればどの国とも付き合い、どの多国間協力の枠組みにも参加し、実利を追い求めいくというのがプラボウォ外交の特徴といえるだろう。
~以下、(次号):『米中ロのプレゼンス低下』に継続アップ~
(記事出典:川村晃一 氏(アジア経済研究所・在ジャカルタ海外調査員)/ JIJI.COM 2025/03/23 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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