『家電に眠る宝! 金が3倍に高騰で加速する日本の「都市鉱山」ビジネス』ー②
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『家電に眠る宝! 金が3倍に高騰で加速する日本の「都市鉱山」ビジネス』ー②
~(前号)からの継続アップ~
近年の金価格高騰も、都市鉱山の需要が増している理由の1つ。金の価格は、現在1g:2万2000円台。5年で3倍以上も跳ね上がった。
「三菱マテリアル」(東京・丸の内)は、日本有数の金属精錬と加工を行うメーカー。金属が高騰したことから、金属事業の売り上げは、この5年で約2倍に増加している。
入社17年目の古賀さんは。技術士(資源工学)の国家資格を取得。リサイクルに興味があるメーカーを回り、一緒に事業を進められないか提案している。
この日、古賀さんが向かったのは、「パナソニックETソリューションズ」(大阪市・中央区:従業員:29人)。パナソニックグループの資源循環を推進する会社だ。古賀さんが頼りにしている基盤集めのキーマンが、顧問の田島章男さん(67)。
田島さんは、パナソニックで20年以上、資源循環事業に取り組む業界の大先輩で、古賀さんとは10年来の付き合いだ。1981年にパナソニックに入社した田島さんは、カーエアコンなどの開発に関わってきた。根っからの技術者。
人生の転機となったのが、使わなくなった家電をメーカーが引き取る家電リサイクル法の施行で、2004年、リサイクル事業推進室に移動する。 「環境事業を専任でやれと。正直10人もいない部署で、自分は何をやれるのだと思った」。
畑違いの部署に異動した田島さん、最初は戸惑ったものの、初めて訪れたリサイクル工場で価値観が大きく変わったと言う。「家電の組み立ての所しか知らなかったが、作るのと壊すのでは全然違う世界だった。こういう風に資源を戻しているのかと驚いたし、リサイクルもすごく大事だと思った」。
今や、誰よりも基盤の素材的価値を知る人に。さらに田島さん、新たな仕組みを考えつく。「金属は地下資源、鉱物から取っていくが、将来的にその資源は有限で、それをドンドン消費するのではなく、新たに鉱物資源を買ってこなくても済むようなスキーム(仕組み)になるのではないか」。
その鍵となるのが「精錬委託」。家電メーカーが原材料を精錬会社に預け、再生された金属を返してもらうシステムだ。精錬委託を実現するため、パナソニックと三菱マテリアルは手を組むことになったが、そこに高い壁が立ちはだかる。それまで三菱マテリアルは、家電メーカーから原材料を買い取っていた。しかし精錬委託になると、金属をメーカーに返すため、取り出した量を正確に測るという手間が発生する。
「どういう仕組みにすれば、三菱マテリアルも事業的に成り立って、パナソニックも一定の利益を得られるのか、相当打合せをした」(田島さん)。
田島さんがパナソニックグループの大量発注を取りまとめることで、契約は成立。交渉の費やした期間は4年...田島さんの執念が実った。
「我々製造業としては、原料を安定的に確保できるかは非常に大きな課題。原料の安定確保の1つの手段として、委託はあり得ないのではないかと。田島さんは、自分がやりたいと思うことを前に推し進めるパワーが強い」(古賀さん)。
こうして、パナソニックが持ち込んだ基盤を、三菱マテリアルが精錬して加工。再生した金属は再びパナソニックに戻され、使われるという循環が出来上がった。この仕組みは「プロダクトマテリアル・プロダクト(PMPループ)」と名付けられ、これまでに、金:1.1t, 銀:33t, 銅:8100t,を回収している。
「日本だけじゃなく、グローバルに貢献できるスキームになる」。田島さんは今、2社だけで取り組んでいるPMPグループに他社を巻き込もうと奔走している。そしてそんな田島さんに大きなチャンスが訪れたーー。
~以下、(次号):「海を渡る家電ごみを監視せよ」に継続アップ~
(記事出典:テレ東プラス+ 「ガイアの夜明け」より~ 2025/11/29 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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