『日本の農薬企業が世界を圧倒する理由、殺虫剤の歴史を変えたジャパン・メイドの農薬とは?』ー①
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『日本の農薬企業が世界を圧倒する理由、殺虫剤の歴史を変えたジャパン・メイドの農薬とは?』ー①
「なるべく使わない方がいい」「健康によくない」などネガティブなイメージがある農薬。しかし、日本が開発した農薬は世界の食料生産と飢餓問題の解決に不可欠な役割を果たしていることをご存知だろうか。
欧米のメガファーム(巨大製薬企業)が支配する世界の農薬市場において、日本企業は驚くべき存在感を放っているのだ。その強さの秘密は、高い安全性と効果を両立させる日本の緻密な化学合成技術と世界に類を見ない創薬力がある。
◆「職人技」が光る合成技術
農薬業界の世界市場シェア(売上高ベース)では、シンジェンタ(スイス)やバイエルン(ドイツ)はじめ上位5位までを欧米のメガファームが占め、市場シェアの6割を握る。
日本企業は住友化学やクミアイ化学工業などがこれに続く準大手のポジションにいる。しかし、農業の開発にとって重要な新規有効成分の創出数において世界全体の30~40%という驚異的なシェアを維持し続けている。
しかも日本企業が開発した新規有効成分は、安全性や環境適合性に優れたユニークな作用機序を持つものが多く、世界の農業生産と病害虫管理に貢献してきた。
日本の農業企業が世界で驚異的な強さを見せているのは、農薬開発に日本人が得意とする「職人技」が生かせることがある。医薬品の開発に関わったこともある唐木英明・東大名誉教授(専門は薬理学・食品安全など)は「抗体医薬などバイオテクノロジーが主流の医薬品と異なり、農薬は今でも有機合成化学の世界で、これは日本人が得意とする分野。炭素や水素の原子をパズルのように組合せ、狙った害虫だけを倒して作物は守る”魔法の化合物”を作るのは、まさに日本人の職人技の世界なのです」と説明する。
◆世界を変えたジャパン・メイドの農薬
例えば日本農薬が開発したフルベンジアミドは、世界の殺虫剤の歴史を変えたと言って良いほどインパクトのある農薬だ。害虫の筋肉を収縮させ続けてダウンさせる薬で、チョウ目(ガの幼虫など)の害虫はやっつけるが、人間や他の動物はもちろん、ミツバチや天敵(有用昆虫)には害がなく安全性が高い。
日本での農薬登録は12007年だが、そのころ主流だったネオニコチノイド系農薬がミツバチ問題で規制され始めた時期に急激に普及し、今や世界中の畑で使われる大ヒット技術となっている。
また、組合化学工業が開発した除草剤ピロキサスルホンも、世界中でなくてはならない農薬の一つとなっている。この薬は、アメリカやブラジルの大農場で従来の除草剤が効かない「スーパー雑草」が問題となる中で登場。少ない量で驚くほど効き、しかも効果が長持ちし、今やアメリカやブラジルの大農場ではこの農薬なしでは栽培ができないと言われるほどだ。
トウモロコシや大豆、小麦といった主要な穀物に使われ、世界の農薬市場でメガブランドと呼ばれる5億ドル以上には及ばないものの、4億ドル超の評価は世界中の農家がこの薬を使わざるを得ないほどの重要な薬の証と言える。
~以下、(次号):「日本国内では続く農薬の悪いイメージ」に継続アップ~
(記事出典:平沢裕子 氏(Wedge・ウエッジ) 2025/12/18 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木

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