『デジタル技術導入で差が明確になった”日独のものづくり”...』ー③
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (8710)
『デジタル技術で差が明確になった”日独のものづくり”...後れを取る日本、「第4の産業革命」を起こしたドイツ』ー③
~(前号)からの継続アップ~
◆関心は「作業の効率化」から「新しいビジネスへ」へ
ドイツにおいても、いきなりインダストリー4.0構想が出現したわけではない。源流は1990年の東西統一にまで遡る。
あらゆる機械がインターネットに接続される。世界的規模で進行するデジタル化の中で、なぜドイツは製造業の製造現場にスポットを当てた構想を打ち出したのか、国全体を挙げてインダウストリー4.0構想を推進したインセンティブは何か、ドイツの国家目標は何か、それらを現地調査した結果は次のとおりである。
まず、オフィスのパソコン導入の歴史について振り返り、インダストリー4.0導入との類似性と対比したい。
筆者(岩本)が社会人になった頃、先輩からよく聞かされた話では、先輩らが若い頃は、コピーやファックスがなかったため、ガリ版を刷り、直接書類を手渡ししたり、投函したという。
だが、筆者が社会人になった頃は、電話、コピー、ファックスがあったので、それらを使いこなして仕事をこなして仕事をした。
やがて職場に大きなオフコン(オフィスコンピューター)が入った。ワープロソフトはLPレコードくらいの大きさのフロッピーに入っていた。やがてオフコンに替わってパソコンが導入され、しばらくして1人に1台のパソコンが配られるようになった。
その次に起きた変化が、パソコンがインターネットに接続されたことである。このとき、大きな変化が起きた。ガリ版からパソコンに至る変化は、業務に用いる「道具」の変化であり、「業務の効率化」による「生産性の向上」となって現れた。だが、インターネットに接続されたことで、ネット証券、ネット銀行、ネット通販、SNS、検索エンジン、動画、音楽配信など新しいビジネスが次々と生み出され、また端末機器もスマホやタブレットへと次々と進化し、それに対応できた企業の売上を伸ばした。
米国では、GAFA(google, Appe, Facebook, Amazon )が短期間に一気に巨大企業に成長した。今やインターネットに多少なりとも関わらないで仕事をしている人はほぼ皆無だろう。
オフィスで起きたデジタル化と同じ革命が工場の製造現場でも進行している(製造業だけでなく、医療、金融、物流、農業、建設などあらゆる分野でデジタル化が進行している)。今、ロボットがネットワークに接続されつつある。個々の機械設備が単独で稼働しているスタンドアローンの状態と比べて、ネットワークで接続されれば、全体が一つのシステムとして稼働できるため、単独ではできなかった数多くの新しいことが「自律的」かつ短時間にできるようになり、全体が「最適化」された「生産性」が大幅に向上する。
最近、そこにAI技術が導入され始めている。これまでは、どうしても人間でないとできない作業は人間が行ってきたが、そうした作業もAIでできるようになってきた。ロボット、ネットワーク、AIの組合せにより、無人工場はもうすぐ目の前まで来ている。
恐らく、企業にとって大きな利益をもたらすのは、「作業の効率化」よりむしろ「新しいビジネス」の方ではないかと筆者は思っている。2000年代に入り、ディープ・ラーニング技術が出現し、さらに生成AI技術が登場した。生成AIは、デジタル化に乗り遅れた日本においてさえ、ほとんどの企業や教育現場で採用され、急速な拡大を示している。社会のありように一気に大変革を起こすほどの拡大の仕方である。
~以下、(次号):『ドイツの「第4の産業革命」はIoTがもたらした』に継続アップ~
(記事出典:岩本晃一 氏(経済産業研究所)/ THE GOLD ONLINE 2025/12/06 )
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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