『天然ガス世界5位の生産国カナダの「見事な決断」』ー③
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (8156)
『天然ガス世界5位の生産国カナダの「見事な決断」 ウクライナ侵攻によるエネルギー危機を救う』ー③
~(前号)からの継続アップ~
◆天然ガスをめぐる潜在力と現実
カナダは天然ガス世界5位の生産国だ。2022年の統計では、約1850億立方メートルの生産量を誇る。ちなみに、上位4ヶ国はアメリカ、ロシア、イラン、中国と続く。
天然ガスは、大気圧下でマイナス162℃まで冷却すると液体になり、体積が気体の時の600分の1になる。それがLNG(液化天然ガス)だ。LNGタンカーで大量の天然ガスを輸送し、目的地に到着すると液体から気化して、ガスとして使用する。
その上、天然ガスは、石炭に比べると40%以上も二酸化炭素の輩出が少なく、脱炭素み向けた現実的なエネルギーとして注目されている。
そこに、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機が加わった。
脱炭素と対露依存からの脱却。ドイツを筆頭に欧州諸国は、カナダの天然ガスに期待を寄せる。カナダはウクライナ危機の前、ロシア、アメリカ、カタール、ノルウエー、オーストラリアに次ぐ、世界6位の輸出国だった。
しかし、カナダが現実に天然ガスを輸出しているのは、アメリカに対してだけだ。中西部の大平原、アルバータ州から南に向かうパイプラインを通じて、産出する天然ガスの約半分をアメリカに輸出している。
ところが、アメリカは豊富なシェールガスを擁する。世界最大の天然ガス生産国だ。しかも。天然ガスを輸入しているのはカナダからだけ。そして、アメリカは世界最大の天然ガス輸出国だ。
簡単な数字で示す。アメリカは9700億生産し、カナダから900億輸入し、2000億を世界へ輸出しているのだ(単位は立法メートル)。
アメリカは、メキシコ湾岸を中心に15カ所の液化ターミナルを有し、「ヘンリー・ハブ」という独自の価格システムを構築して、世界の」天然ガス市場を主導している。
このような現状について、カナダビジネス評議会のゴルディ・ハイダー会長は、「アメリカは、カナダから安く天然ガスを輸入して、より高い価格で世界に輸出し、利益を得ています。カナダは今こそ、直接、天然ガスを欧州はアジアへ輸出し、温暖化対策に貢献し、相応の利益を得るべきです」と語る。
筆者(山野内)は、同会長とは天然ガスを含め、カナダの政治経済、日加関係などについて折に触れ、率直に話し合っている。カナダの潜在力を顕在化させたいという熱意にあふれており、経済界の思潮を代弁している。
~以下、(次号):「議論は動き始めている」に継続アップ~
(記事出典:山野内勘二 氏(駐カナダ日本国特命全権大使) / 東洋経済オンライン 2025/01/16)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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