『〈54年前の現代〉”ニクソン・ショック” 』ー①
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『〈54年前の現代〉”ニクソン・ショック” 』ー①
ドル=ショック/ドル危機/ニクソン=ショック
~1971年8月15日、米大統領ニクソンが発表したドルと金の交換停止などの措置。それによってドルを基軸とした国際通貨制度が動揺した~
アメリカ合衆国において、1971年8月15日、ニクソン大統領の発表した、ドルと金との交換停止によって、ドルの価値が急落し、ドルを基軸とする国際通貨制度(ブレトン=ウッズ体制)が崩壊したこと。この結果ドルの切り下げが行われた。ドル危機ともいい、あるいはニクソン=ショックという場合もある。
◆ドル危機に至るまで
第二次世界大戦後の1950年代は、ヨーロッパ各国や日本は輸入超過が続き、ドル不足に苦しんでいたが、1960年代に経済の復興を遂げると逆に輸出を増やしてゆき、各国ともドル不足を解消、むしろドル過剰の状況となった。そのため、各国はドルをアメリカの金と交換(兌換)したため、アメリカの金保有量は急速に減少した。そのため金価格は高騰、つまりドルの価値は下落した。これがドル危機と言われるものである。
◆ドル危機の背景
第二次世界大戦後の世界経済は、1944年のブレトン=ウッズ協定によって、各国の為替レートを固定し、ドルと金の交換をアメリカ政府が保証することによってドルを基軸通貨とすることによって安定し、成長を続けてきた。ところがその中核を担っていたアメリカ経済は、冷戦による軍事費の増大、とりわけベトナム戦争の戦費が大きな負担となり、さらに戦争から立ち直った西ヨーロッパ諸国でヨーロッパ統合が進み、同じく戦後復興を遂げ高度経済成長を続ける日本に追い上げられ、1960年代にはその優位は失われてしまった。いまやアメリカが金に裏打ちされたドルによって世界経済を支えることは不可能になった。
・日本にとっての2度の8月15日
8月15日は日本にとって1945年の敗戦の日であるが、この1971年の8月15日は、ある意味では「2度目の敗戦」であった。つまり、戦後の固定為替制度の1ドル=360円という超円安によって支えられていた輸出産業を軸とした日本の経済成長が、アメリカの一方的などる切下げにより、大きく動揺し、高度経済成長の時代から低成長時代に転換せざるを得なくなったからであった。
これ以後の日本は変動為替制で円高・円安に一喜一憂しながら、国内産業の生産基盤の転換を図らなければならなくなった。その後日本経済は1945年8月15日後の戦後の混乱を乗り切ったように、1971年8月15日後の困難も乗り切って行き、1980年代のバブル期を迎える。
しかし、一方で東南アジアや韓国、台湾などの追い上げが始まり、さらに1980年代の改革・解放政策を打出し、さらに社会主義経済に大胆に転換した中国経済が1990年代に入ると急成長を遂げ、日本経済は長い苦境が続くことになった。
~以下、(次号):「アメリカ経済の行き詰まり」に継続アップ~
(記事出典:Y-History 教材工房 ー 世界史の窓)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木


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