(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (7593)
『日本はインバウンドが爆発するまで「本当の意味での開国』を経験してこなかった...桁違いの〈観光産業〉にこの先対応できるのか』ー②
~(前号)からの継続アップ~
◆観光は桁違いの産業に拡大していく
かつて携帯電話のドコモはiPhoneにずっと抵抗していました。しかし、ソフトバンクが「よし、やろう」ということで、iPhoneを導入したら、皆がわっと飛びついて、最後にはドコモも切り替えざるを得なくなりました。現在の日本は世界の中でもiPhoneのシェアが高い市場となっています。
2000年代の初めにマーケティングの世界で話題になった言葉が「ティッピング・ポイント」です。これは『ニューヨーカー』誌の記者だったマルコム・クラッドウェルの著書『ティッピング・ポイントーいかにして「小さな変化』が「大きな変化』を生み出すか』(高橋敬 訳、飛鳥新社)のタイトルでもあり、「あるアイデアや流行もしくは社会的行動が、敷居を超えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」のことを指しています。そこから転じて、現在では「臨界点」「闘点」という意味で、多く使われるようになっています。
いつの時代でも、既存のシステムや勢力をぶち壊すような何かがないと、産業は活性化しません、
iPhoneは、まさしく通信産業にティッピング・ポイントをもたらしました。世界の観光産業も同じく、ティッピング・ポイントを迎えています。
中国人観光客だけでも、すでに世界の観光地が大きな影響を受けているところに、今後はインド、中近東、南米、その他各国・各地域からの観光客が加わり、観光は桁違いの産業に拡大していくでしょう。
◆今、本当の意味での「開国」が日本に求められている
しかし、社会、経済、文化それぞれの分野では、その闘値超えに対する準備がまだできていません。問題は日本だけでなく、世界各国に共通するものですが、とりわけ日本において注意すべきは、日本ではインバウンドが爆発的に増えるまで、本当の意味での「開国」を経験してこなかったことにあります。
IT革命が本格化した20世紀末から世界の潮流は激変しましたが、日本は金融、通信、法律、行政、教育など、社会のあらゆる面で、システムのアップデートが遅れました。
既存の老朽化したシステムにサビが出て、垢がたまり、ガタが目立ちはじめたところに、様々な国から、さまざまな人たちが、「旅行」「観光」という名目で流入。そのような入国インパクトを急に経験したことで、問題は一気に表面化しました。
自国に対する、外部からの有無を言わせぬ変化としての「開国」は、ほんの数年前に始まったばかりです。それが日本にとって、どれだけの衝撃であるかは、想像に難くありません。
それゆえ観光を有益な産業にするためには、十分な覚悟が必要になります。これまでとは違う対応、方策を、クリエイティブに考え、生み出していくことが重要になるのです。
~ 京都の町や寺に再び溢れだした外国人観光客...「観光立国」「観光亡国」岐路に立つ日本はどちらの道を進むのか~....
(※)本稿は、『観光亡国論』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
(記事出典:アレックス・カー 氏 / 清野由美 氏 婦人公論 JP 202402/16)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木

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