(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (7547)
『2050年の未来社会は平安貴族のライフスタイルから予見できる~源氏物語を手掛かりに考える~』ー⑥
~(前号)からの継続アップ~
(1)経済よりも文化:~(前号)
(2)他人のつながり、共感、他人からの「評価』を重視
平安の天皇制では洗練された文化を持つ者が評価され、出世した。2050年社会でも共感・つながりを得て他人から評価されることが、大きな価値基準となる。
共感の時代はすでに始まっている。モノの購入ではインフルエンサーの意見やユーザーの評判が重視され、購買サイトではレビュー機能は必須だ。TwitterやInstagram, FacebookなどのSNSでも近況を発信し、他人の近況にも「いいね!」と共感を表してやっと完結する。
インフルエンサーやYoutuberのように、周囲から共感され「評価」されること自体が存在価値となる職業も生まれた。ソーシャルメディアを中心に個人が社会から「評価する(される)」という視点が芽生えている。
現代社会では「人から評価されること」のしくみといえば、信用格付けや偏差値、長者番付などの地位やお金にまつわることが多い。
だが今後は、個人の文化的活動やつながりの追求と結びついていろいろ基準での個人の評価が花咲く。個人の他人からの「評価」はやがて新たな社会システムの中枢に位置するようになるのではないか。
(3)ひとりひとりのために「特注品」を制作する
2050年の個人は、特別な技能がなくとも、自分の欲しいものを入手できるようになる。現在でも靴や服など特注品が昔よりは安く買えるが、もっとその対象は広がる。
ドイツ政府が推進する「インダストリ―4.0構想」や「マスカスタマゼーション」のは発想がそれだ。マスカスタマゼーションとは、低コストの大量生産を行いながらも、最終製品はそれぞれの消費者に合わせたオーダーメイドに見えるという生産の手法である。
設計情報がデジタル化すると、商品の仕様をある程度消費者側が設定できるようになる。すると特注品に近いものを安く入手できる。データやIoT技術の活用拡大による生産効率の向上と、複雑化する製造ラインの運用をAIがサポートすることで、この構想は現実化される。
2050年の社会では、先進国全般にマスカスタマゼーション発の産業構造が成立するであろう。
(4)「感情労働」が大事になる
前述のとおり、2050年の社会では金や権力よりも、人々から尊敬され評価される者が力を持つようになる。何を持って良い/悪いを評価するのかと言うと、たぶん「いいね!」という共感である。
ニュース媒体も網羅性や即時性はインターネットが奪い、マス媒体が発信する情報の権威や信用はますます落ちる。
AIでリサーチ等の代替可能な知的労働の価値は低下する。逆に、AIが不得意な「感情労働」の価値が上昇する。やさしい介護ヘルパーや看護師、セラピストの方が専門性のない普通の医師よりもはるかに珍重される。
ビジネスの文脈でも「コスパ」よりも「知覚品質」が重視される。つまり、ブランドやデザイン、アートなどをどう事業に組込んでいくかが重要になる。
◆テクノロジー万能主義を超えよう
今回は国家や企業、技術、民主主義、資本主義といった土俵を超えて、あえて個人の等身大の暮らしの視点から平安時代の貴族を手掛かりに2050年の社会を考えてみた。
巷では電子通貨やメタバースがすべてを変えるという憶測や逆にデジタル全体主義への恐怖が語られる。だがこれらは所詮、現代人が考える今の延長上の未来でしかない。
それらをいったん超えて、人間の本姓を手掛かりにしてみると新たな視点が得られるのではないか...。
(記事出典:上山信一 氏(慶応大学名誉教授・経営コンサルタント) 2024/01/11)
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