『シャネルやグッチ、世界的ブランド支える 毛織物世界三大産地・尾州の一角「羽島市」岐阜県』
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『シャネルやグッチ、世界的ブランド支える 毛織物世界三大産地・尾州の一角「羽島市」岐阜」
毛織物の世界三大産地といえば、イタリア北部・ビエラ、英国北部・ハダースフィールド、日本の尾州。尾州は愛知県一宮市を中心としたエリアだが、その一角には岐阜県羽島市と近郊も名を連ねている。繊維産業の宿命、労働単価の低い海外への工場移転で、尾州の毛織物の生産額は1980年代の10分の1に縮小したが、上質な製品を生み出す技術力は健在だ。
シャネル、グッチなど世界的ハイブランドのデザイナーたちの創造力を尾州の職人が支えている。
羽島市上中町の農家の家の一角。木造の建物の中では初期の織機であるシャトル型織機、通称ションヘル織機が「がチャン がチャン」と、けたたまし音を鳴らし、毛織物を丁寧に織る。主に見本製品の専門の見本機屋(見本ぱたや)、山洋(やまひろ)毛織の作業場だ。
ほぼ1人で織るという山田洋介さん(83)は学校を卒業後、農家だった親から高価だった機械を買ってもらい、毛織物を作ってきた。
「この年齢だから、ぼちぼちとやっていくよ。仕事はいろいろとあるけど、手間を考えるとね」。そう言うと、織りのパターンをつかさどる鉄製のブロックを見せてくれた。
一宮市が産地として定着したのは戦前にまでさかのぼる。一宮市一帯が紳士服の一方で、後発の羽島市と近郊は婦人服がメインだった。岐阜県毛織物工業組合の加盟社はピークの1968年で約2600社を超えた。生地を織る機屋を中心に、糸の染色、整理加工など周辺企業も生まれた。尾州の生産額は当時1兆円にも上がったが、工場の海外移転で今は10分の1にまで縮み、うち岐阜県側はその2割と言われる。
とはいえ、シャネル、グッチなどのハイブランド、国内ではコムデギャルソン、イッセイミヤケ、ヨウジヤマモトなど、名だたるブランドの創造力を支える。メーカーの職人らでつくる「匠ネットワーク」の代表者・足立 聖さん(羽島市笠松町)はハイブランドの関係者が非kも切らずに訪れる人物だ。同組合の副理事長・岩田善之さんもその一人で、有望な服飾学生を引受け、若手デザイナーの育成にも力を入れる。
ウールや化繊など素材を問わず毎年最新の生地が3千点以上集まり、12万点超えを収蔵する尾州産地、羽島の拠点施設のテキスタイルマテリアルセンター(羽島市竹鼻町)。日本の毛織物工業組合連合会の会長も務めた岩田仲雄さん(故人)が各産地、各素材の工業組合に呼び掛け構想が実現した施設だ。ファッション関連の学校が研修で年間20校ほど訪れる。昨年12月下旬に2日間の予定で研修に訪れた文化服装学院(東京都)の男性教員(37)は「ここはファッション業界の人間にとって外せない施設。生地を見て創造を膨らませることは大切なステップ」と力説する。
同組合によると、円安傾向やアジア地帯の人件費の高騰で、毛織物の生産の国内回帰の傾向が高まっているという。
一方で岐阜県側の末端の機屋は年々少なくなってるといい、仕事を断ざるを得ないケースが多い。専務理事の山田幸士さんは「今や機屋の職人は70代、80代。培ってきた技術を伝えなければ、ここで途絶えてしまう」と危機感を募らせる。産地尾州の一角、羽島市と近郊が岐路に差し掛かっている...。
(記事出典:岐阜新聞Web. 202301/09)
blog up by Gewerbbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
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