『チップ価格の急落に見る、資本集約型産業のサイクルー①』
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『チップ価格の急落に見る、資本集約型社会のサイクルー①』
コンピューターチップの価格が急落している...。そう聞くと、驚く人もいるだろう。「チップは世界的に不足しているのだから、価格は上昇を続けるはずだ」、と。
”産業の米”とも呼ばれる、チップ価格は、経済を巡る重要な教訓を浮かび上がらせている。資本集約型産業(資本、つまり生産設備が事業の中心になる産業)では、価格の変動が非常に激しい。これは、原油価格や航空運賃など、数えきれないほどの世界で繰り返されてきたことだ。
コンピューターチップ工場の建設には多額のコストがかかる。半導体メーカーのインテルは2022年4月、米オレゴン州にある既存工場で30億ドルを投じた拡張工事が完了したと発表した。費用がそれほどの規模であれば、当然ながら時間もかかる。オレゴン工場の拡張工事は2019年に始まり、2022年に完了した。単なる拡張工事だというのに、だ。
しかし、拡張にそれだけの時間をかけているいるうちに、状況が大きく変わることがある。パンデミックが人間を死に追いやり、戦争が起き、不況が来ては去っていく。需要が不意に急増した場合には、供給がすぐには追いつかない。となると、物価は上昇する。供給が増えれば価格は下がるが、供給能力を高めて、より多くの製品を市場に送り込めるようになるまでには時間を要する。
同じ供給調整でも、原油となればさらに手間がかかる。原油を増産する場合はまず、地質の調査が必要だ。次に、新たに地心テストを行い、試掘井と生産井を掘削し、原油を出荷するためのインフラ基盤を構築しなければならない。こうしたプロセスには10年を要することもある。そうしている間にも、原油価格はどんどん上がって行く。
では、需要が不意に急落したらどうなるのか。資本集約型産業の場合、生産コストのほとんどは、多額の設備投資として投入済みだ。実際のところ、コンピューターチップ工場や油田は、設備が完了してしまえば、稼働コストは比較的小さい。従って、価格が下落しても、企業側は量産にブレーキをかけようとはしない。少なくとも、価格がすさまじく下落するまでは生産を続ける。
~以下、(次号):「資本集約型産業が抱える難題を浮き彫りにしたのは、多くの航空会社の倒産だ」に継続アップ~
(記事出典:Forbes Japan 202209/22)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
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