(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4402)
『2020年、日本人が「豚肉」を食べられなくなるかも知れない・・!?』
ー高まる危機感ー
年明けの1月8日、沖縄県で豚コレラが発生しました。1月28日現在、約9000頭が殺処理されています。
これまで、岐阜県や愛知県、埼玉県、中・関東の1府8県で感染が広がり、10月からは予防ワクチン接種により、やっと流行が収まったように見えていたのですが、いきなり沖縄に飛び火しました。
ところが、東京の新聞紙面を見ていると、どうも扱いが小さいのです。
人の「新型肺炎」に隠れ、ワクチンもあるし、本土の流行も収まってきたし、沖縄もじきに収まる、という感覚なのでしょうか。しかし、養豚関係者、それに農水省の畜産関係者は今、背筋が凍る思いを味わっているはずです。
それはなぜか? 離島=沖縄での発生は、病原体が海を越えて侵入してくるのを防ぐための”防疫”体制の不備を示しています。もう一つの豚の病気、もっと多くリスクの高い病気である「アフリカ豚コレラ」の海外からの侵入を、日本はこのままでは阻止できないのではないか? そんな危機感が関係者の間では高まっているのです。
「アフリカ豚コレラ」がもし、日本に入ってきたら、壊滅的な被害をもたらす恐れがあり、最悪の場合、豚肉が食べられなくなるかもしれません。オリンピックイヤーは、海外から多くの人や物が入ってくるため、アフリカ豚コレラの侵入のリスクも高まります。
侵入を防ぐには、養豚農家だけでなく、一般旅行者、市民の努力も必要。あなたは、「アフリカ豚コレラ」対策を自分のこととして考えていますか?
「豚コレラ(CFS)」と、「アフリカ豚コレラ(ASF)」とは?~次号に継続。
(記事抜粋:現代ビジネス YAHOOニュース 2020/01/29)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木