『 USTR(米・通商代表部)ー”悪質な市場” 』
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『Amazon「悪質な市場」指定検討 米政府、模倣品を問題視か』
米紙「ウォールストリート・ジャーナル(電子版)」は6日、米・通販大手アマゾン・コムの海外市場で模倣品や海賊版が出回っているとして、トランプ米政権が毎年改訂するリスト「悪質な市場」に同社の一部市場を指定する検討をしていると報じた。指定されればアマゾンの知的財産権保護の姿勢に”汚名”となる。
同リストは米・通商代表部(USTR)が毎年公表、知財保護が不十分な新興国のオンライン市場(ネット・ショップ)などが指定されてきた。最近は中国・アリババグループの「海宝(タオパオ))が入った。
USTRは、昨年はアマゾンの指定を見送っているが、米服飾業界団体が、アマゾンの英国やカナダ、インドなどのサイトに大量の模造品が掲載されているとして、リスト指定を要望していた。 外部の出店業者が販売する商品の売上高はアマゾン全体の約2割に上がる。アマゾンは出店業者に模倣品の販売禁止を求めている。
アマゾンのべゾス最高経営責任者(CEO)h、トランプ米大統領に批判的な米紙「ワシントン・ポスト」のオーナーで、トランプ氏はべゾス氏を敵視する発言を繰り返してきた。
アマゾンは、同社が当初優勢とみられた国防総省のクラウド事業をマイクロソフトが受注したのは、選定過程に問題があるとして米政府を提訴したばかり、同リストに指定されれば、アマゾンと米政府の対立が深まりそうだ。
(記事出所:産経新聞 2019/12/07)
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「アメリカ合衆国通商代表部=USTR(Office of the United States Trade Representative)」
アメリカ大統領府内に設けられた通商交渉のための機関。長官に相当する通商代表は、官僚級ポストで大統領に直属。大使の資格を持ち、外交交渉権限を与えられている。
「スーパー301条」や「TPP(環太平洋パートナーシップ協定),「日米貿易協定」などで、話題となっている米国機関である。
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木