(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4413)
『BEPS・移転価格税制文書化ーローカルファイル作成のメリット』
ローカルファイルの作成は、移転価格税制での追徴課税リスクに備えるために作成・保存するということのみでなく、作成により、親会社の経営陣は、グループの状況を包括的に把握できるようになり、経営の効率化やリスク管理、更には、海外子会社のガバナンス強化など、様々なメリットもある。
【グローバル・グループの状況の包括的な把握】
ローカルファイルを作成するにあたっては、国外関連者の協力のもと、取引分析・機能・リスク分析・価格分析といった分析を行うことで、次のとおり、グループの状況を詳細に洗い出すことができます。
【取引分析】
⇒ グループ会社の行う取引を詳細に把握することが可能
【機能・リスク分析】
⇒ グループ会社の活動実態や資産の活用状況の把握が可能
企業グループが負う経営上のリスクの洗い出しが可能
【価格分析】
⇒ グループ会社の行う取引ごとの損益・採算性を把握することが可能
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その結果、グループを統括する親会社は、グループの状況を包括的に把握することが可能となり、経営の可視化による様々なメリットが生まれます。(次号へ~)
(出典:経済産業省・「移転価格税制文書化~ローカルファイル はじめてガイド~」)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木