『日欧EPA-チーズの実行関税率番号とEPA税率』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4316)
貿易統計によると、2017年は、およそ92ヵ国から276,096トンのチーズが輸入されています。平均的な輸入価格は、404円/Kgです。
チーズのHSコードは、0406項であり、その中に6つの枝番号があり複雑です。どのコードに属するかは、チーズの種類、包装状態、個数と重量などから決まります。チーズに係る関税率を決定する上で最も大きな影響を与えるのが「関税割当」です。
関税割当てとは、一次税率と二次税率を設定して国内に入れる輸入数量をコントロールする仕組みです。
[HSコード] [チーズの種類] [日欧EPA]
・0406.10-010 プロセスチーズの原料チーズ × (関税割当)
・0406.10-020 フレッシュチーズ及びカード 22.4%(関=免税)
(乾燥固形分が48%以下、冷凍品、正味重量5キロを超えること)
・0406.10-090 フレッシュチーズ及びカード 27.9% 2033
(その他のフレッシュチーズ)
・0406.20-100 おろしチーズ、粉チーズ 40%(関=免税)
(プロセスチーズのみ)
・0406.20-200 おろしチーズ、粉チーズ 24.7% 2033
・0406.30-000 プロセスチーズ 40%(関=免税)
・0406.40-010 ブルーチーズ × (関税割当)
(プロセスチーズを原料とする物で、関税割当枠内の物)
・0406.40-090 ブルーチーズ(その他) × (関税割当)
・0406.90-090 その他のチーズ 26.1% (関=免除)
[表の見方]
・(22.4% (関=免除):関税割当枠内数量は免税、二次税率は22.4%
・27.9% 2033 :2019年現在は27.9%、順次削減して2033年には関税が0
・40%(関=免税):関税割当枠内数量は免税、二次税率は40%
・✖ (関税割当):EPA関税譲許対象外
「ブルーチーズ」=ブルーペインドチーズ及び、ペニシルウムロックフォルティにより得られる模様を含むチーズ)
(記事参考:FUNADE EPA/FTA 貿易ガイダンス)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木