『魚肉練製品メーカーの国内市場巻き返し・「スポちく」』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4590)
~(前号)よりの継続。
海外市場への輸出が好調な拡大で、自信を高めた魚肉練り物製品メーカーがアクティブ志向に転じ、国内マーケットでの新たな需要掘り起こしを図っている。
『運動後のタンパク質補給に”ちくわ”? メーカーがスポーツ好きに注目する理由』
「スポーツのお供に”ちくわ”」-。魚肉練り製品メーカーの新商品に異変が起きている。これまで魚肉製品は、味や食感にこだわった商品が主流だった。ただ今年に入り、本来の強みである低脂肪・高タンパクな機能性に着目した新商品が相次ぎ登場。スポーツ好き向けの栄養補給食品として、市場開拓を目指す。
一正蒲鉾(かまぼこ)ー新潟市は手軽にタンパク質補給ができる「スポちく」を発売する。1本約45グラムと満足感のある食べ応えに仕上げた。筋肉の分解抑制や修復に効果的とされるBCAAや、疲労回復に効果的とされるビタミンB1を配合した商品を用意する。スギヨー石川県は、「カラダづくりに!」とパッケージでうたった「カニカマ習慣」を春夏の新商品で提案。運動後に食べやすいスティック形のカニ風味かまぼこ(カニかま)を新たに投入した。
魚肉練り製品(ちくわ・かまぼこ類)の国内市場は縮小傾向にある。生産量は1975年の103万トンをピークに減少。2008年には50万トンを割り、2017年は44万トンと半分超なっており、国内市場の掘り起こしが急務になっている。
(記事出典:みなと新聞 2019/02/28)
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少子高齢化・人口減少で、以前のような国内市場での売り上げ確保を目指すことは不可能です。東アジアを中心とした”世界市場の中での一部の市場としての日本市場”なマーケティング戦略が無い限り、今後メーカーの存続は危ういと思われます。
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木