(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4971)
「恵方巻」大量廃棄問題で農水省が業界団体に「需要に見合った販売を行ってほしい」』との省要望を出したとのニュースがありました。
具体的には、農水省から日本チェーンストア協会(コンビニ)や全国スーパーマーケット協会、日本生活協同連合会(生協)など7団体にに対し、2018年に恵方巻を過剰に作らない施策をとった兵庫県内のスーパー「ヤマダストアー」を優良事例として紹介した。
『【食品ロス】もったいない。食料廃棄の現状。食料品のリサイクルは急務。』
世界中で生産された食品の”約1/3がゴミとして捨てられており、この”食料廃棄”は温室効果ガスの3番目に大きな排出源となっている。
【日本の食料廃棄】
試算によって誤差はありますが、1年間に日本から発生する食品由来廃棄物は、食料消費全体の約3割にあたる「2000~3000万トン」、その内、本来食べられたはずの食品ロスは「600~900万トン」と推定されています。日本人1人当たりに換算すると、”お茶碗1杯1分(約136g)の食べ物”が毎日捨てられれていることになります。
” 日本の食料自給率は39%(平成27年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があります。=「日本人は毎日、おにぎり1個~2個を捨てている」この数字、いわゆる「食品ロス」から試算したもの。これは、世界全体の食料援助量の2倍にあたり、日本全国でのコメ収穫量に匹敵するという。
【食品廃棄量が世界でトップクラスの日本】
日本の食品廃棄率が世界でも1,2位を争うほど高いのをご存知だろうか? 政府広報によれば「日本では年間9000万トンの食品廃棄物が出ており、これは世界の7000万人が1年間食べていける量だという。民間の調査では2700万トンという報告もある。
【フードロス(食糧廃棄)処理に税金が投入される日本の現実】
年間630万トンの”フード・ロス”の内、畜産飼料等にリサイクルされているのは「3割程度」だという。残りはゴミとして自治体の焼却炉に運ばれて行く。「燃やしても結局灰が残るので、その処理費用も必要。1トンのゴミを燃やして処分するのには7万円~8万円かかる計算で、この費用の半分位は税金で賄われている」。
日本は食料自給率が低く、年間7兆円の食料品を輸入しているが、食べられるのに捨ててしまう「食品ロス」が600万トン以上あり、その600万トン以上の食品廃棄物を処理するのに1000億円以上かけている。
~「食品流通業界の悪しき習慣ー「賞味期限:3分の1ルール」とは?
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木