『”日本でなくてもいい” 日系ブラジル人の「総スカン!」ー①』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4585)
「日本でなくていい」日経ブラジル人の「総スカン」食らった新制度」
-おいしいところ」狙いでいいんですか?-
約200万人と言われる世界最大の日系コミュニティーがあるブラジル。
日本にルーツがある人々の活躍を見込み、日本政府は今年3月、新たに日系4世を受け入れる制度「四世ビザ」の受付けを始めました。年4千人の来日を見込んでいましたが、ビザが認められたのは、10月中旬までの半年で2件。申請者もほとんどいません。当事者達たちは、日本をどう見ているのでしょうか? ブラジルの日系人たちを訪ねました。
(朝日新聞・サンパウロ支局・岡田 玄 氏)
「ここでは、日本語を勉強している4世は一人も居ない」
(日本語を勉強しませんか?) ブラジル・サンパウロ州南部の小さな町,ぺルイビに暮らす日系四世、戸川晴美さん(26)は、現地でよく使われるSNS(WhatsAPP)の地元日系四世グループに呼び掛けました。グループのメンバーは100人以上いますが、反応はありませんでした。「ここでは日本語勉強をしている四世は一人も居ないんです。つまり、申請できる人はいないんです」と、戸川さんは話します。
日本政府が新設した「4世ビザ」は、最長5年間、日本に滞在でき、「特定活動」の資格で自由に日本国内で働くことができます。
「日本語や日本文化を学ぶ」ことが主な目的とされていますが、外務省幹部は「中小企業の人手不足への対応もあった」と語り、来日して働く日系人が増えることへの期待があったと明かします。
ところが4世ビザには、日系人の状況からは程遠い「条件」が課されました。その一つが「日本語能力」の証明です・・。
(記事抜粋:岡田玄 氏ー朝日新聞・サンパウロ支局 2018/11/26)
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