『オーストラリア産「WAGYU(和牛)」とは?ー①』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4575)
『オーストラリア産和牛=『WAGYU』とは?』
7月29日の「ガイアの夜明け」において、”知られざる和牛業界について”とする特集が放映されていました。
「オーストラリア産和牛「WAGYU」が世界で人気!」、「日本の対抗策は?」とする内容でした。
オーストラリア産牛肉といえば、「オージービーフ」が有名ですが、「オーストラリア産和牛(WAGYU)」とは何なのでしょうか?
『WAGYUとは?』
そもそも『和牛』とは、日本において独自に品種改良を重ねてきた食肉として美味しい牛の(品種)のこと。つまり「和牛=国産種」ではありません。(和牛=特定の品種 : 国産牛=品種に係らず日本で飼育された牛) とはいえ、「和牛」は日本が作った品種であり本来は、いわば”門外不出”。肉としては輸出はしても「種」を外国に渡すことは考えられなかったので、かつては「和牛=国産牛」の公式が成り立っていた。
1990年代、研究用としてアメリカに渡った「和牛」のDNAからアメリカやオーストラリアに「和牛」の遺伝子を持つ品種が広がった。(種が外国に渡った原因については他にも諸説があります。) とはいえ、「和牛」は日本独自の品種で、育て方も外国の牛とは全然違います。そのため、外国産「和牛」の品質はピンからキリで爆発的に「WAGYUU」が溢れるということにはならなかった。
ところが、オーストラリアの一部の熱意ある酪農家の人々の手により、オーストラリアでは質の良い「和牛」の育成に成功。現在ではオーストラリアでは赤身とボリュームの「オージービーフ」ではなく、柔らかく霜降りの「WAGYU」が人気を集めているそうです。しかも、オーストラリアではこれを台湾を始めとするアジア圏に輸出もしている。
まだまだ「和牛」の頭数でいえば圧倒的に日本の方が多いとはいえ、脅威であるとうわけです。ちなみに、オーストラリアでも「和牛」は高級品。しかし、国内産和牛と高品質な「WAGYU」を比べれべればWAGYUの方が安いのは事実。(味が同じというわけではない)(外国産和牛で、べらぼうに安いものは、”名ばかり和牛”=海賊版で味が劣る可能性が高い)。
(記事参考:若竹ひろこ Foward by S0-netブログ)←「ガイアの夜明け」2018/07/29』
「対抗策は?」:(和牛統一マーク)以下次号~
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