(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4553)
『円の国際化の経緯と現状』
当初は、日本当局の円の国際化に対するスタンスは、極めて消極的であったと言わざるを得ない。それは、円を国際化することによって。為替相場や金利の不安定性が高まりかねないとか、金融政策の有効性が損なわれかねないという懸念が強かったからである。
しかし、1980年代に入り、レーガン政権の強い外圧を背景に、1984年に日米円ドル委員会が、円の国際化に関する報告書を提出。国内金融市場とユーロ/円市場の規制緩和、東京国際金融市場の国際化が打ち出され、これを受けて、ユーロ/円市場やオフショア市場の開設がなされ、円の国際化推進への舵をきった。
当初は、外圧による方向転換であったが、その後、円の国際化のメリットが認識されるに至り、金融面を中心に円を使い勝手のよい通貨にするための施策が積極的に講じられた。
しかし、成果は上がっていない。その原因は、東京国際金融市場の自由化、効率化を推進してきたとはいえ、下記のような実情にある。
・ロンドン市場等でのユーロやドルの利便性、受領性に及ばないこと、
・アジアからみた円とドルの安定性に格差があること、
・長年の国際ビジネスの中で、日本の主要企業ではドルを主体としたリスク管理システムが構築されてしまっている。
この結果、世界の国際通貨の中での円の地位は、日本の経済力に比べ、大きく見劣りする状態に甘んじている。
(1)日本の輸出における円建て比率は約40%、輸入は約20%にとどまっており、主要先進国中最低水準にある。ましてや、米ドルのように、自国以外の貿易である第三国間貿易に円が使用されている形跡はみられない。
(2)商業銀行の国際的な融資活動にどの通貨が使用されているかをみても、多くが米ドルであるなかで、近年ユーロが台頭し、円はジャパン・マネーとして注目された1988年の11.4%をピークに後退し、2005年には4%を割り込んでいる。
(3)一方、国際債という証券の世界においても、近年はユーロが米ドルと肩を並べるまでに台頭するなかで、円は1995年の18.1%をピークに低下しつつあり、2005年に3.4%に落ち込んでいる。
(4)世界の通貨当局が保有する外貨準備については、米ドルが65%を維持しているなかで、円は4%を割込む凋落ぶりである。
(5)世界の外国為替市場での取引については、米ドルの約90%、ユーロの約35~40%に次いで、約20数%と第3位の地位を維持している。しかし、米ドルやユーロは、国際通貨の機能のなかでも、特に重要といわれる為替媒介通貨機能を果たしているが、円はまったくその役割を担っていない。
以上のような円の国際化の後退は、中国の人民元がアジアでの国際化のスタートを切ったなかでは、将来深刻な通貨問題をもたらしかねない・・。
(記事抜粋:中條誠 氏・ジャポニカ)
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