(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4347)
日本の食糧自給率を高めるべきだという議論の中心に食料安全保障という考え方があります。これは、食料輸入を海外に頼っていると、世界的な食糧不足になった場合に農産物輸出国が輸出の禁止を行なったり、アメリカのように農産物そのものを戦略物資と位置付けて外交交渉に利用される可能性もあります。そのため、食料自給率を高めるとともに安定した輸入先の確保が大切になってきています。
また、世界の農業の輸出入や種子産業、農薬は特定の多国籍企業に寡占化されています。まず、穀物の販売では「カーギル社」、農薬・種子販売では「モンサント社」・「デュポン社」を中心に上位数社の寡占化が目立ちます。
「カーギル社」の売上額は数百億ドルです。アメリカや日本政府の農業予算より上です。カーギル社は城場されていない同族経企業なので細かい数字の特定は困難です。同社は非上場では世界有数の売上です。もう一社の穀物メジャーは「ADM社」です。この2社が世界の穀物売買はほぼ独占しています。農業に必要な農薬、種子を供給するメーカーは、「モンサント」、「デュポン」、「シンジェンタ」等が大手ですが、医薬品なども扱っています。
日本の農林水産省やアメリカの農業予算より売り上げがある多国籍企業が世界の農業に大きな影響力を与えています。農業に係る多国籍企業のアグリビジネスの存在は一国だけでの農業政策を難しくしています。21世紀の農業政策を考えるとき、多国籍アグルビジネスを抜きでは語れません。規模が巨大で、世界中に会社がありますから、日本だけ、あるいはアメリカだけでコントロールはできません。
食肉売買や畜産、家畜の品種改良、遺伝子組み換え作物もアグリビジネスの寡占状態にあります。そして、世界の食文化そのものを変えるだけの力を持っています。
経済の大原則で、自由競争は最終的には寡占・独占化します。日本の金融ビッグバンのときにマスコミや財界は「自由競争によって多様な金融サービスが受けられる。護送船団方式ではなく市場のメカニズムに任せたほうがよい」という主張でした。善悪を抜きにし手、自由競争は最終的には寡占化・独占化します。その証拠に、金融機関は合併等を繰り返し、最終的には4つのメガバンクが誕生しました。
同じことが種子や穀物メジャーでも起こっています。
鶏の「ブロイラー」は品種名ではなくて、短期間で多量の鶏肉をとれるように品種改良された鶏の総称です。養鶏は、卵から孵った雛を肥育して販売していますが、卵を産むブラオイラーの親鳥9割が輸入です。そして数社の寡占状態です。養鶏は利が薄い産業です。安い養鶏を追求していった結果、ブロイラーの供給源は合併を繰り返して、あげく海外数社の寡占です。「穀物メジャー」も5社あったものが合併で大手2社になりました。
効率化を農業で追及していった結果、世界の種子、畜産、穀物売買、農薬のほとんどが寡占状態です。世界の食べ物は数十社の『多国籍アグルビジネス』に依存しているのです。
(記事: 林 雄介 氏 「何が問題? 日本の農業 (株)ぎょうせい)
blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木
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