(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4083)
前号ブログには、「ビットコイン」の画像アップをしていますが、元々がネット内の電子通貨なので実際のコインはありません。あくまでも、ビットコインをイメージして作られた”メダル”です。
『仮想通貨・電子通貨ーモバイル決済の世界最新事情』
「物々交換」から「物品貨幣」、「金属貨幣」、「紙幣」へ。そして今、人類の経済活動を支え続けてきた貨幣の歴史が、新たな時代を迎えている・・・。
「ビットコイン」は仮想通貨の一種であるが、オンラインゲームなど特定のウェブサイト内でのみ使える通貨とは異なり、国家単位で運営される日本円(¥)や米ドル(US$)と同じく、世界中で経済活動に使えるように作られたものである。
銀行などを介さず個人間で直接送金するため手数料が軽減できること、世界中で同じ通貨なので株や為替の変動による影響を受けにくいことなどのメリットがある。日本ではまだまだ認知度が高くないが、世界ではビットコインで取引きできる場面が増えている。
すでに住民登録や公共料金の支払いにビットコインが使えるスイスでは、調査の結果による需要に応じ、昨年11月から2年間にわたり試験的に国鉄(JR)の券発売でビットコインを購入できるサービスを始めた。利用者は身分証明書として携帯電話の提示が求められる。一回当たりの上限は5000スイスフラン(約5万3000円)で交換はスイスの金融サービス会社 SweePayが行う。
ビットコインは紙幣は硬貨が存在しない仮想通貨なので電子マネーとして使えるのも特徴である。話を少し広げて、
電子決済の最新事情も見てみよう。
キャッスレス化が進む北欧の中でも、特に
スウェーデンはは電子決済の最先端国である。昨年11月、
スウェーデンの中央銀行リクスバンクでは独自の
電子通貨「イー・クローネ」を2年以内に発行することを検討していると、複数の関係者が語った。
実現すれば、世界初の中央銀行による電子通貨の発行となるが、技術面や法律面で解決すべき課題もある。今年に入り、イングランド銀行やカナダ銀行でも電子通貨発行を検討し始めたと言われている。
エクアドルではすでに、国の通貨である米ドルと同じ価値の電子マネー「ディネロ・エレクトロニコ」による少額決済が携帯電話で行える。銀行口座を持たない層が主な利用者である。
日本でも2016年10月、iPhone-7などの携帯端末へのFelica搭載によって、Apple Payが新たな決済方法を提供し始めた。今後の日本での金融マーケットに革新を起こせるか動向を見極めたい。
(AFP通信ニュース 2016/12/22)
かつて、「給与袋」が無くなり、給与が「銀行振り込み」に代わって、”明細書”一枚の支給への変化の流れの延線上であることは間違いないのですが、一定世代以上の人々にとって、理解も受入れも難しい事かも知れません・・・。
しかし、この「現金の移動を伴わない決済手段=為替(「かわせ)」の理解なくしては、”貿易”はできません。
Blog up by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木