(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (4061)
米国・司法省が昨年、ドイツ銀行に対して14億ドル(1.4兆円)の和解金の支払いを要求。これに対しドイツ銀行は絶対に飲めないと拒否していますが、いよいよ、本当に危険水域のようです。現在ドイツ銀行が抱える訴訟や調査は、数えきれないほどの件数に膨れ上がっています。
『集団訴訟、巨額デリバティブ・・・ドイツ銀行が抱える爆弾の中身』
「なぜ、昨年においてドイツ銀行は、アメリカの司法省から、巨額の賠償請求を突き付けられたのでしょうか?」
消息筋によると、
2008年の金融危機の際、ドイツ銀行が
「サブ・プライムローン」市場で人為的に金融過熱を煽ったという理由で、米国・司法省は14億ドル(1.4兆円)の罰金支払い(懲罰的賠償金)を要求。
ドイツ銀行が、不透明で解りにくい金融商品である
MBS(不動産担保証券)を、投資家に売りまくったからである。
ドイツ銀行は、この巨額の和解金支払い要求に対して絶対拒絶の姿勢を見せており、「我々にとって、この規模の和解金は巨額過ぎる。この数字のレベルでは応じる意志は全くない。現在、調停は始まったばかりだ。もっと少ない金額で妥結した銀行と同様の扱いを期待している」と回答した。
今回の米国・司法省の和解金支払い要求は、
”ドイツ銀行が2005~2007年にかけて販売したサブプライム層に対する不動産担保証券のあざといやり口”に対するものである。
(記事参考:MONEY VOICE 2016/09/27)
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この「サブプライムMBS(不動産担保証券)で、”大儲け!”したのは誰ですか? 昨日トランプ・タワーで、大統領就任前の記者会見を行った「トランプ新大統領」ではないのでしょうか・・。さて、トランプ新政権は、オバマ政権時の司法省がドイツ銀行に突き付けた賠償和解金要求を、どう引き継ぎ、どう処理して行くのでしょうか?
今日のニュースによると、①オバマケアの廃止 ②ロシア制裁の解除 を示唆したそうであるが、息子2人に譲ったとはいえ、”不動産業”に不利になる方向は絶対にとらないでしょうね・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木