『14億人の雇用、蜂などの花粉送者に依存ー国際研究』
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約14億人の雇用と全農作物のおよそ4分の3(75%)は、植物の花粉を媒介する生物(送粉者)に依存しているとする世界規模の調査結果が11月28日、発表された。蜂や蝶などの個体数減少に歯止めがかからなければ、人間の生活にとって極めて脅威になると研究チームは警鐘を鳴らしている。
今回の国際研究に所属研究者等が参加した英・レディング大学(University of Reading)が発表した声明は「送粉者の世界的な減少に対して、早急に対策を講じなければ、世界の食糧供給と雇用が危機に直面する」としている。
送粉者による受粉(動物送粉)は、大半の果実類、種子、木の実やコーヒー、ココア、菜種などの高価値作物などを含む重要な農作物の約4分の3に直接的な影響を及ぼしている。
研究チームによりと、年間の農作物生産高における送粉者の寄与分は約2350億~5770億ドル(約26兆~65兆円)に及ぶという。
英国・科学雑誌「ネイチャー(Nature)」に発表された研究論文は、「農業の雇用者数は14億人に上り、世界の経済活動人口の約3分の1をい占める」とした上で、世界で最も貧しい農村社会では収入源と雇用先を農業に依存している人が全体の70%に上っているため、この結果は特に重要な意味を持つと指摘した。
送電線や鉄道の土手、高速道路などの人工のインフラを改造して送粉者のための花や巣作りの場所にすることも可能だと、研究チームは論文に記している。
(記事出所:AFPBBニュース翻訳編集 2016/11/29)
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ハチミツを採る「養蜂業」とか、果物を栽培する「果樹園」とか縦割り・個別思考で各産業を考えるのではなく、”全てが繋がっている・関係している”という、水平的なリンク・クラスターとしての”全体指向”があらゆる面でキーワードとなってくるでしょうね・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木