(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3144)
「お盆・夏休暇」も、あっという間に過ぎ去り、本日からの勤務再開の受験者も多いかと思います。通関業法・通関士制度の創設以来、50年ぶりに”初の抜本的改正”を来年に控えて、細々とした法改正はあったとはいえ、従来規定最後の通関士試験となる「節目の第50回通関士試験」への残された期は”残る46日”です。
残る一カ月半(46日)といえば、まだまだ相当の受験準備期間が残っているようにも感じられますが、仕事を持って企業に勤務している受験者にとり、まとまった受験学習ができる土曜日・日曜日の週末は、実質的に”6回のみ!”です。
合理的で有効的な無駄のない実効的な受験学習の仕上げを行っていくことが必要とされます。
「とりあえず、全体レベルのスキルアップを図る」という受験者は別として、あくまでも合格を目指す受験者の残る学習対策は、「(通関実務科目)=7 対 3=(通関業法、関税法等)」の割合の学習対策配分ではなかろうかと感じます。
「総合得点によらない合否判定」を特徴とする通関士試験は、通関実務科目の基準確保のスキルに達しない限り、合格はあり得ない」とする内容を繰り返してアップしてきました。
「通関士試験の合格は、(通関実務科目の出題内容による”運”である。」と言う意見も、あながち反論できない内容も多々感じますが、様々な出題内容があった過去通関士試験においても、一定数の全科目受験者の合格者はあったという事実を各受験者がしっかりと認識し、自分のこととして、残る1月半を実践的に消化していただくことを願います。
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部分点のある「空欄語句選択式問題」も含まれる通関業法や関税法等でのスキルアップを狙い、本試験得点が80点になろうとも、90点になろうとも、「通関実務科目での申告書作成問題、その他問題において、それぞれの基準点以上の正解に達しない限り合格はあり得ない。」という通関士試験合否判定基準の厳しい現実をしっかりと捉え、合否判定基準の実態に合わせた対策の拡充に努めてください。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木