(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3109)
前号アップの「輸入申告書作成問題」に比べ、「輸出申告書作成問題」の(解答欄)は、物品区分=輸出品目の所属区分欄の5か所×@1点=5点のみで、輸入申告書より安易に考えがちですが、試験中に行なわならないことは一緒です。近年の試験問題での内容では;
① 5欄の記入欄に申告価格の大きい順に選びなさい。
② 20万円以下のものが2品目以上ある場合は「少額合算」として、最後の欄へ、
との解答指示がある以上、”申告価格欄が解答対象となっていない”と言えども、輸出申告価格を算出する必要があります。
出題によって、解答方法によっては、(円貨)への換算を省いて、外貨建てのままで解答を行なえる場合もありますが、かなりの解答手順の慣れを必要とします。
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当然のことながら、「輸出申告書作成問題は、”申告価格”」、「輸出申告書作成問題は、”品目所属区分”」に重点をおいた問題作成となっています。
物品の分類=所属区分は、輸入申告より、輸出申告書作成問題の方が”はるかに複雑で難解”です。
近年の例では、対象輸出物品も(部)の範囲で2~3部にまたがる”雑多な輸出商品に渡るインボイス”を特徴としているように感じます。
また、平成25年=第47回通関士試験・輸出申告書作成問題の対象品目に見られるように、品目の英語一般名:(Bamboo stick)や(Bamboo skewer)などのように、「直接的な解答作業」を妨げるような=受験者を”煙に巻く・・”物品表現を紛れ込ませてくるような問題構成の特徴を強く感じています。
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まずは、これら「通関実務科目出題構成内容の実態」を、認識・把握した上で、受験対策を構築しないことには、本試験場で試験問題に接した時点で、”パニック状態”から逃れることはできません。
「本試験・通関実科」においては、試験時間中(今年は、100分)、パニックに陥らず、いかに平常心を保てるか! このことが、”最大の課題”なのです。そして、残る3か月弱の間に”どこまで平常心での解答作業を行なえるか!?”の到達レベルで、みごとに合否が決まります・・・。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木