『英フェアトレード基金・(バナナの低価格競争反対)』』
(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (3014)
英国のフェアートレード基金(Fairtrade Foundation)は、一昨年の2月24日~3月9日まで、英国内スーパーでのバナナ値下げ競争の阻止を訴えるキャンペーンを行っている。中南米を中心としたバナナ生産者に支払われる対価は、生産コストを下回っているのが現状だ。
英国人の多くは、地球の裏側の中南米から輸入されたバナナの値段が国産リンゴの半分程度で売られている現状に、バナナ生産者との公正な取引が行われているのだろうかと疑問に思っている。
バナナが大好きな英国人にとって、バナナは牛乳やパンと同じくらい必要不可欠な食料だ。
英国人1人当たりの年間バナナ消費量は約100本。輸入先はコロンビア(28%)、ドミニカ共和国(24%)、エクアドル(16%)など大半が中南米だ。
英国でバナナが多く消費されるようになったのは、冷蔵輸送の技術により、遠く離れた原産地からの大量輸入が可能になったためだ。
欧州諸国の中で、英国は唯一、バナナの値段が10年前より下がった国です。フランスの国際農業開発センター(CIRAD)によると、英国のバナナの値段は2002年は1本=18ペンス(約30円)だったが、現在は11ペンス(約20円)と、国産のリンゴの値段の半分程度まで下がっている。
フェアートレード基金のMichel Gidney最高責任者はロンドンでの記者会見で、『小規模のバナナ農家や農場の労働者はスーパーの値引き合戦の巻き添え被害を受けている」と述べ、「数十億ポンド相当のバナナの国際貿易は生産者の貧困状態に近い収入に依存している」と話した。
英国フェアートレード基金の広報担当者は、「フェアートレードがバナナに焦点を当てているのは、(バナナの値段を取り巻く状況が異常だから」と話す。卵やパン、砂糖の値段は2002年以降、40~120%上がっている。バナナの場合、欧州連合(EU)が市場を開放したことや、競争法により小売業者による最低価格の合意が妨げられていることなど、構造的な問題がある。
フェアートレード基金は、「民間企業・技術革新・技能相」に充てた書簡で、「バナナの小売価格について早急に調査した上で、現地生産者と国内の消費者の長期的な利害への影響を評価し、その結果に基づいて対策を取るよう求める」と記した。
(AFP/Alfonns LUNA yahoo経済 2014/03/11 ロンドン・英国)
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木