(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2997)
多くの家電製品や精密工業製品、食品などの包装材として使用されている「発泡スチロール」。
「発泡スチロール」は、ポリスチレン樹脂を発泡剤で50倍ほどに膨らませたもので、98%は空気であり、原材料は2%のみで、炭素と水素からの原材料で、ダイオキシン等の環境破壊ガスを出すわけでもありません。よって、現状では特別の輸出入包装材としての規制は見当たらず、発泡スチロールのリサイクル・情報交換の「世界EPS連盟(INEPSA)」が1998年に結成されています。
(ただし、航空会社によっては、外装が発泡スチロールの貨物を拒否するところもあります)。
しかしながら、海水・川に浮かび、風に飛ばされ、何かと環境汚染の話題として登場する包装材であり、腐らずに残り、海鳥や海亀が誤って食するなどの問題を発生させていることは事実です。
『米・NY市、発泡スチロール容器禁止 規制法が成立 (2014年7月1日)』
米・ニューヨーク市で、発泡スチロール製品の飲料容器の使用が禁止される公算が高まっている。
NY市では昨年、発泡スチロール製容器の使用を規制する法案が成立した。同法は飲料店やコーヒーショップ、食品屋台などが対象となる。
現在は発泡スチロールの大半が埋め立てられており、コスト効率的なリサイクルの方法が確立されていない限り、同法は2015年7月から施行される。ただ、メーカーなどには猶予期間が与えられ、もしコストが効率的にリサイクルできる方法があると市が判断すれば、市内の施設でリサイクルを開始する。
これに対して発泡スチロール製カップの製造大手「ダート・コンテナ社」は、(市にコスト負担をかけずに今後5年間、NY市内の全発泡スチロール製品のリサイクルを保証できる」とする計画を提案した。
一方、天然資源保護団体は、「安全かつコスト効率的に発泡スチロールをリサイクルできる方法は存在せず、禁止のみが唯一の手段」だとする調査結果を発表した。
米投資会社「ゴールドマン・サックス」は最近のレポートで、NY市でも1年以内に発泡スチロール製容器が禁止されると予測。発泡スチロールに似たリサイクル可能な素材からのカップ製造を手掛ける「ベリー・プラスチックス・グループ社」の業績が有望視されると指摘している。
というニュースが、「CNN・2014/12/29」にあったことを、前号アップの話題で思い出しました。
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予定通り、昨年7月1日に、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、ポートランドに続いてNY市においても法案可決されていますが、マンハッタン地方裁判所が無効判決を出すなど、安価・軽便な容器材料、包装材であるだけに、問題は長引きそうです・・。
紙包装材材と日本の折り紙』・・どこかで取り上げたい話題です。日本の(折紙技術)は段ボール梱包どころか、衛星に取り込められ、宇宙にまで飛んでいってはいないでしょうか?
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木