(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2995)
『SCOR』(Supply Chain Operator Reference management)
〈サプライ・チェーン〉とは? 日本語では(供給連鎖管理)と訳される場合が多いようです。
何かの材料を調達し、加工し、必要としている人達に提供する行為の繋がり=連鎖を言います。
「グローバル化」:多国・地域にまたがる”国境の無いがごとくの経済活動=海外製造、多国籍企業、国際グループ間製造活動においては、物流システムをある一つの国・地域、業種、企業の内部に限定することなく、複数国、業種、企業間で統合的な物流システムを構築し経営の成果を高めるためのマネージメント手法が必要とされます。
米国のサプライ・チェーン・カウンシルによる定義では;
「価値提供活動の初めから終わりまで、つまり原材料の供給者から最終需要者に至る全過程の個々の業務プロセスを一つのビジネスプロセスとしてとらえ直し、企業や組織の壁を越えてプロセス全体最適化を継続的に行い、製品・サービスの顧客付加価値を高め、企業に高収益をもたらす戦略的な経営管理手法」と説く。そのためには、サプライ・チェーンの全域に係る各データを電子化、解析,構築するための国際統合共通化した用語・物流システムが必要です。
『SCORアドバイザー』 (国際資格)
SCORの普及・啓蒙のために、準インストラクター的役割で、SCORを優しく教え、助言し、SCM(サプライ・チェーン・マネージメンと)活動を支援する人材に付与される資格である。
この資格を有する人材は、主として自らが所属する企業または団体において、SCM教育やSCOR教育遂行に主導的な役割を果たす。
〈対象者〉
SCORアドバイザーは、一定条件を満たす者のうち、SCC(Supply Chain Council)日本支部が審査を行い、認定された者とされている。
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この〈SCM〉の最たる物は、米国・(アップル社のスマートフォーン)にみられないでしょうか? アップル製ではあるが、米国製との原産地記載はどこにもありません。
「made by Apple : made in Asia」であり、現状の日本メーカーの多くの商品が「made by Japan : made in Asia」です。
「国境・地域にとらわれず、世界のどこに何の手段を与えるのが、一番に合理的で最高益をもたらすか? 現状の経済活動においては”国境は無い”状態です。これを国際協定として、具体的に固める手段が、「TPP=環太平洋戦略的経済連携協定」の一つの側面です。
日本も含め、世界の大手”多国籍企業”は、シンガポールやホンコンに海外本社を置き、アジア、世界全体でのモノづくり、販売・サービス活動を展開しています。
反流として、”製造の国内回帰”の動きも見られますが、あくまでもSCMの大局的な判断に過ぎません。人件費やその他の変化により、国内製造がより合理的・コストダウンなど優位に転じたものもあります。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木