(貿易ともだち)さん、みんな(がんばるチャン!)してるかな? (2989)
2016年の新しい年がスタートを切りました。国際物流・税関手続きに係る関係者は、「どんな年になるのか?」あれこれと考えることだと思います。一つ、確実に言える事は、「相当に通関貨物検査が厳しくなる」ことは間違いないでしょう。特に1~5月の間は、「税関手続きの敏速化、規制緩和前の姿に逆戻りか!?」と、輸入者や通関担当者は悲鳴を上げたくなるほどの状況が襲うのではないでしょうか?
『国際テロ情報収集ユニット』
日本政府は今年5月の「伊勢志摩サミット (G7=先進国首脳会議・先進国閣僚会議)」を前に、テロ情報の収集を行う新たな組織を外務省に設置する。
菅官房長官は「現下のテロ情勢は極めて厳しい状況にある。政府としては、国際社会と連携してテロの未然防止に全力で取り組む必要措置を講じる」発表した。
先月8日付けで新設された「国際テロ情報取集ユニット」は、外務省や防衛省、警察庁、財務省ー税関、海上保安庁、国土交通省などの組織で編成され、”省庁横断”でテロ関連の情報収集の分析を行う。
当初は、今年春に設置する予定であったが、フランス・パリの同時多発テロを受け、大幅に前倒しで設置した。菅官房長官は、「5月には伊勢志摩サミットを控え、テロ対策を強化し警備に万全を期す」と強調した。
『テロ被攻撃国の首脳・閣僚が5月に日本に集結・・・』
【伊勢志摩サミット』:第42回 経済先進国首脳会議=G7】
日・米・英・仏・独・伊・加の首脳、並びに欧州理事会議長、欧州委員会 委員長による首脳会議で、今年は日本が議長国で、伊勢志摩を会議場とし、今年5月26日~開催。
(※) 本来はロシアも含めての「G8」ですが、ウクライナ問題でロシアは外れています。
(※) 伊勢志摩サミットにおいては、G7首脳の会議が三重県で行われるのみならず、関係国の「閣僚(大臣)会議」が同期に日本全国の10会場で行われます。
つまり、昨年末の仏・パリでの国際テロ攻撃を受けたフランスを初めとして、国際テロが攻撃目標とする各国の首脳・閣僚が5月に日本に集結するわけであり、常識的には「何も無しに済むとは想定できない」も過言ではないくらいの緊迫です。言い方を替えれば、「欧州の国際テロ現場が、5月に日本に移動する」ことになります。
[伊勢志摩サミットにおけるG7先進国閣僚会議 会場〕
① 科学技術大臣会合 : つくば市
② 情報通信関係大臣会議 : 高松市
③ エネルギー大臣会合 : 北九州市
④ 交通大臣会合 : 軽井沢市
⑤ 環境大臣会合 : 富山市
⑥ 外務大臣会合 : 広島市
⑦ 財務省・中央総裁会合 : 仙台市
⑧ 教育大臣会合 : 倉敷市
⑨ 保険大臣会合 : 神戸市
⑩ 農業大臣会合 : 新潟市
☆
日本は、5月の「G7首脳・閣僚会議」に続き、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」へと国際イベントの会場となるわけで、テロ資材混入の技術的情報取集の意味も含め、今まで税関検査の行われなかった貨物などへの検査実施が当然に想定できます。通関業従事者にとって、1月4日から5月いっぱいは、とりわけハードな日々が襲うと思えます。
by Gewerbe 「貿易ともだち」 K・佐々木